始める前から解約の話をするのは気が引ける、という方は多くいらっしゃいます。ですが解約の条件は、契約前にしか確認できません。始めてから聞くと、条件を飲むしかない立場になります。
結論:契約前に確認すべきは「申し出の期限」と「残った分の扱い」の2つです
解約でもめるほとんどの原因は、この2つを確認していなかったことです。いつまでに言えば翌月分がかからないのか、前払いした分や教材費は戻るのか。この2点をメールなど文字が残る形で聞いておけば、ほとんどのトラブルは防げます。
※このページは一般的な確認事項を整理したものです。個別の契約内容や法的な判断については、契約書面をご確認のうえ、必要に応じて消費生活センター等の専門窓口へご相談ください。
契約前に確認する6項目
| 確認項目 | 聞き方の例 |
|---|---|
| 申し出の期限 | 解約したい場合、何日前までにお伝えすればよいですか |
| 申し出の方法 | 電話ですか、メールですか。書面が必要ですか |
| 前払い分の扱い | まとめて支払った分に、未消化の回数がある場合はどうなりますか |
| 入会金・教材費 | 解約した場合、返金の対象になりますか |
| 休会の可否 | 退会ではなく、一時的にお休みする制度はありますか |
| 最低利用期間 | 何か月以上続ける必要がある、といった決まりはありますか |
確認は口頭でなく、文字に残る形で
電話で聞いた内容は、後から食い違うことがあります。メールか、公式サイトの記載を保存しておくと確実です。「先ほど伺った内容を確認させてください」とメールを1通送るだけで十分です。
やめる前に、いったん立ち止まる判断
「成果が出ないのでやめたい」という理由の場合、やめる前に確認したほうがよいことがあります。事業者を替えても同じ結果になることがあるためです。
| やめたい理由 | 先に試す価値があること |
|---|---|
| 成績が上がらない | 期間はどのくらい経ったか。定期テスト1回分(2〜3か月)は見る |
| 講師と合わない | 解約でなく担当の変更を申し出る |
| 子どもが嫌がる | 曜日・時間帯・1回の長さを変えてみる |
| 費用が負担 | 回数を減らす、休会制度がないか確認する |
| 塾と両立できない | 科目を絞って回数を減らす |
休会という選択肢
退会してしまうと、再開時にまた入会金がかかる場合があります。休会制度があるかを先に聞いてください。部活の大会前や、体調の都合で一時的に難しいだけなら、休会のほうが総額を抑えられます。
この記事の内容、お子さんの場合はどうなりますか
学年と、いま困っていることを一言だけ教えてください。この記事の内容をお子さんの状況に当てはめて、プロ講師がお返事します。
やめると決めたときの伝え方
1窓口に、期限内に連絡する。担当講師に伝えただけでは手続きが進まないことがあります。運営の窓口へ連絡してください。
2理由は簡潔でよい。「家庭の事情で」「学習方針を見直すため」で十分です。詳しく説明する義務はありません。
3最終日と、精算の内容を文字で確認する。「最終授業日は◯月◯日、精算は◯円」という形で、双方が同じ認識かを残しておいてください。
避けたほうがよい終わり方
連絡をしないまま授業を受けなくなる形は、請求が続く原因になります。必ず窓口へ連絡してください。
契約前に気をつけたい勧誘の形
その場で決めるよう急かされる
「今日申し込めば入会金が無料」といった条件が、その場限りで提示される場合があります。一度持ち帰って、書面で条件を確認してから決めてください。
高額の教材をセットで求められる
授業料とは別に、数十万円の教材をまとめて契約する形を求められることがあります。学校の教材で進められるかどうかを先に確認してください。
契約書面がもらえない
条件を口頭だけで説明され、書面が出てこない場合は慎重に判断してください。
※不安を感じたときは、消費者ホットライン「188」(局番なし)で最寄りの消費生活センターにつながります。契約前でも相談できます。
よくあるご質問
Q. 始めてすぐに合わないとわかりました。すぐやめられますか
A. 契約内容によります。最低利用期間が設定されている場合もあります。まずは契約書面を確認し、担当の変更で解決できないかも合わせて窓口へご相談ください。
Q. 前払いした分の授業が残っています
A. 未消化分の扱いは事業者によって異なります。契約書面の記載を確認したうえで、窓口に精算方法を確認してください。
Q. 受験直前ですが、やめたほうがよいでしょうか
A. 直前期に環境を変えると、新しい講師との関係づくりに時間を取られます。合わない理由がはっきりしている場合を除き、入試が終わるまでは継続を検討したほうが安全です。
まとめ
確認すべきは「申し出の期限」と「残った分の扱い」の2つです。この2点をメールなど文字が残る形で確認しておけば、後で困ることはほとんどありません。
そして「成果が出ない」という理由でやめる前に、期間が十分か、担当の変更で解決しないかを確認してください。事業者を替えても、原因が同じなら結果も同じになります。
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