京都教育大学附属桃山中学校を目指す小6のご家庭から、いちばん多いご相談が「9月から算数をどう立て直すか」です。秋の中学受験は、算数で決まります。ここでは残り時間での進め方を具体的にまとめます。
この記事でわかること
9月の時間配分(算数・国語・理社)
算数|9月に戻るべき3単元
国語|記述で減点される4パターン
理社|最後まで伸びる科目の詰め方
過去問は11月から。理由と使い方
9月の時間配分
| 科目 | 配分 | 理由 |
|---|---|---|
| 算数 | 40% | 差がいちばん大きい。ここで決まる |
| 国語 | 25% | 記述の型を覚えるだけで数点上がる |
| 理科 | 20% | 直前まで伸びる |
| 社会 | 15% | 同上。毎日15分を切らさない |
◎ 9月にやるべきことは1つです
「いま解けない問題を1つ減らす」こと。新しい問題集を増やすことでも、勉強時間を伸ばすことでもありません。
算数|9月に戻るべき3単元
1速さ
線分図か、ダイヤグラムか。どちらで整理するかを決めていない子が多いです。まず「速さの問題は必ず図をかく」を徹底してください。頭の中だけで解こうとすると必ず崩れます。
2割合・比
「もとにする量が何か」が言えるか。ここが曖昧だと、食塩水も売買損益も相似も全部崩れます。9月に必ず戻ってください。
3平面図形
補助線が引けないのは、知っている型が少ないだけです。新しい問題を解くより、既にやった問題の図を10問描き直すほうが速く身につきます。
✕ やってはいけない:新しい問題集を買う
9月に始めると終わりません。いままで使った教材の、間違えた問題だけを3周してください。これが一番点になります。
国語|記述で減点される4パターン
| パターン | 直し方 |
|---|---|
| 本文の言葉を使っていない | 言い換えすぎない。本文の表現を骨組みに使う |
| 聞かれたことに答えていない | 「なぜか」なら文末を「〜から。」に。形式で防げる |
| 字数が足りない/超える | 指定字数の8〜9割にまとめる |
| 気持ちを勝手に想像している | 本文に書いてある行動・様子から根拠を取る |
理科・社会|最後まで伸びる
毎日15分だけでいい
☑ 一問一答を15分。まとめノートを作る時間があるなら、問題を解く
☑ 間違えたものだけに印。3回連続で合ったら卒業
☑ 理科の計算単元(てこ・電流・溶解度)は算数として扱う
☑ 社会は地図と年表を横に置く。場所と順番でつながると一気に定着する
いまの科目バランスを、一緒に見直しませんか
模試の結果をお持ちいただければ、「どこを伸ばすと合計点が一番上がるか」を具体的にお出しします。初回のご相談・体験授業は無料です。
過去問は11月から
| 時期 | 分量 | |
|---|---|---|
| 1周目 | 11月 | 1年分ずつ、時間を計って。点が出なくてよい |
| 2周目 | 12月〜1月 | 落とした問題だけ。新しい年度を増やさない |
| 合計 | — | 5年分を2周が目安 |
◎ 9月に過去問を解いてはいけません
土台ができていない段階で解くと、点が出ないという情報しか得られず、自信を削るだけです。11月からで十分間に合います。
※入試科目・配点・出願区分・日程は年度によって変わります。必ず学校が公表している最新の募集要項でご確認ください。
よくあるご質問
Q. いま偏差値が5〜10ポイント足りません。
A. 9月時点で届いていない状態から合格した生徒は毎年います。ただし「何が足りないか」を正確に把握できている場合に限ります。模試を大問別に分解するところから始めてください。
Q. 算数が苦手で、心が折れそうです。
A. 単元を絞ってください。「速さ・割合・平面図形」の3つだけに集中する。全部やろうとするから折れます。3つでも合計点は動きます。
Q. 理科と社会は捨ててもいいですか。
A. 捨てないでください。直前まで伸びる数少ない科目です。1日15分でいいので切らさないほうが、結果的に得です。
Q. 塾に通いながらでも対策できますか。
A. できます。ただし宿題が二重になると回らないので、どちらを主にするかを先に決めてください。
Q. 併願はどう組めばいいですか。
A. 関西の中学受験は短期決戦になります。日程が重ならないように組むのが最優先です。詳しくは併願の記事をご覧ください。
※合格を保証するものではありません。入試科目・配点・出願区分・日程は年度によって変わります。必ず学校が公表する最新の募集要項をご確認ください。


