難関校に受かる子と、そうでない子のいちばん大きな差は「1週間の使い方」です。勉強時間の合計ではありません。同じ20時間でも、配り方で結果は変わります。ここでは筑波大附属を目指す中3の、9月から本番までの1週間の組み方を具体的に示します。
この記事でわかること
平日と休日で役割を分ける考え方
平日5日の型(1日3時間の配分)
休日の型(1日8時間の配分)
時期ごとに何を入れ替えるか
うまく回らないときの直し方
まず、平日と休日で役割を分ける
| 役割 | やること | |
|---|---|---|
| 平日 | 積み上げ | 単語・文法・計算・一問一答。毎日切らさないもの |
| 休日 | まとまった負荷 | 過去問・長文・記述・大問演習。時間を計るもの |
◎ この分け方が効く理由
過去問は50分まとめて取れないと意味がありません。平日に無理やり入れると中断だらけになり、時間感覚が身につかない。逆に単語は毎日やらないと抜けます。性質で置き場所を分けてください。
平日の型|1日3時間
| 時間 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 朝 20分 | 英単語+計算 | 寝る前にやったものを朝に確認すると定着する |
| 放課後 60分 | その日の学校の復習+提出物 | 2学期の内申はここで守る |
| 夜 80分 | 弱い科目の演習 | 1科目に絞る。3科目に散らすと何も残らない |
| 寝る前 20分 | 暗記(英単語・理社・古文単語) | 睡眠中に定着する。ここは絶対に切らさない |
✕ 平日にやってはいけない
過去問を平日の夜に1年分解くのはやめてください。途中で切れて、自己採点も直しもできないまま終わります。時間の無駄になるだけでなく、「解いたつもり」で安心してしまうのが一番危険です。
休日の型|1日8時間
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 午前 3時間 | 過去問または模試形式の演習。本番と同じ時刻に、時間を計って |
| 昼 | 休憩。ここはしっかり休む |
| 午後 3時間 | 午前に落とした問題の直し。ここが本体。解くより直すほうが時間をかける |
| 夕方 1時間 | 平日の積み上げ(単語・計算) |
| 夜 1時間 | 翌週の計画を立てる+暗記 |
◎ 「解く3時間」より「直す3時間」
過去問は解いた瞬間には力になりません。落とした問題を①知識不足 ②ケアレスミス ③時間切れ に分けて、それぞれ別の対策を取る。ここまでやって初めて1年分が終わりです。
時期ごとに入れ替えるもの
| 時期 | 休日の午前に入れるもの |
|---|---|
| 9月 | 中1・中2の穴埋め。過去問はまだ |
| 10月 | 定期テスト対策(2週間前のみ)。内申を取りにいく |
| 11月 | 過去問1年分(時間を計る) |
| 12月 | 過去問+落とした分野の集中演習 |
| 1月 | 過去問2周目。新しい教材は開かない |
| 2月 | 本番と同じ時刻に、同じ科目順で通し演習 |
うまく回らないときの直し方
1計画倒れになる
詰めすぎです。7割で組んでください。残り3割は「遅れを取り戻す枠」にする。計画どおりに行く週はありません。
2夜に集中できない
順番を変えてください。集中力が要る演習を放課後に、暗記を夜に。逆にしている子が多いです。
3部活や習い事で時間がない
平日は2時間でも構いません。ただし朝と寝る前の暗記だけは切らさないこと。ここを守れば、休日で取り返せます。
よくあるご質問
Q. 1日何時間やれば足りますか。
A. 平日3時間・休日8時間が一つの目安です。ただし時間より「何を減らしたか」が大事です。解けない問題が毎週いくつ減ったかで測ってください。
Q. 塾や部活で平日3時間が取れません。
A. 2時間で構いません。朝20分と寝る前20分の暗記を切らさないことのほうが重要です。
Q. 休みの日を作ってもいいですか。
A. 週に半日は作ってください。完全に走り続けると11月あたりで崩れます。ただし暗記の20分だけは毎日続けること。
Q. 過去問は何年分やればいいですか。
A. 5年分を2周が目安です。年数を増やすより、落とした問題を潰すほうが点になります。
Q. いま偏差値が5〜10ポイント足りません。
A. 9月時点で届いていない状態から合格した生徒は毎年います。ただし「何が足りないか」を正確に把握できている場合に限ります。
※合格を保証するものではありません。入試科目・配点・日程は年度によって変わります。必ず学校が公表する最新の募集要項をご確認ください。


