広島国泰寺高校は、広島市中区にある県立の全日制高校です。普通科に「普通コース」と「理数コース」の2つのコースがあります。この記事では、広島県教育委員会が公表している令和9年度の入試の決まりと、令和6〜8年度の志願状況、令和8年度の学力検査の結果をもとに、「内申」「当日点」「倍率」「過去問」の4つを順番に整理します。
✅ 結論:国泰寺は「特色枠」で内申が当日点と同じ重さになります
- 特色枠が募集の50%、一般枠が50%です。学校独自の検査(面接・作文・実技など)は行いません。
- 学力検査は5教科×各50点=250点、調査書は225点(1・2年は評定そのまま、3年は評定を3倍)です。自己表現は個人面談で、検査官1人あたり15点満点です。
- 倍率(最終)は、普通コースが令和6年度1.49倍・令和7年度1.72倍・令和8年度1.57倍。理数コースは1.06倍・1.23倍・0.90倍でした。
- 一次選抜の学力検査・自己表現は2月24日(水)〜26日(金)、合格発表は3月8日(月)です(令和9年度)。
- 合格最低点は、今回確認した公式資料には載っていません。点数の目標は、倍率と比重を手がかりに考えます。
特色枠と一般枠の考え方は、県の「基本方針」と、国泰寺の「実施内容シート」で決まっています。以降の表と数字は、すべてこの2つと、県が公表した志願状況などにもとづきます。
🏫 広島国泰寺高校とはどんな学校か(公式の資料から)
国泰寺は、広島市中区にある県立高校です。県の「スクール・ミッション」では、広島皆実、呉三津田、福山葦陽などと同じ「普通教育を主とする学科を置く高校」にあたります。県が示すミッションは、進路の希望に応じた系統的な学びで、知識・技能と思考力・判断力・表現力のバランスを育てることと、「総合的な探究の時間」を核にした探究的な学びで、地域や社会に貢献する人材を育てることです。
国泰寺は、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定校でもあります。県の資料では、第4期の「文理融合基礎枠」で、令和8年度から令和12年度までの指定です。研究開発のテーマは、平和を理系・文系の両方の視点から考え、科学的な探究を深めて新しい価値を生み出す人材を育てることです。広島ならではの「平和」を軸にした探究が、学校の特色の一つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 広島市中区 |
| 課程・学科 | 全日制・普通科(普通コース/理数コース) |
| 特色枠の割合 | 募集定員の50%(一般枠は50%) |
| 比重(特色枠) | 学力検査:調査書:自己表現=4:4:2 |
| 比重(一般枠) | 学力検査:調査書:自己表現=6:2:2 |
| 学校独自検査 | なし |
| SSH(スーパーサイエンスハイスクール) | 指定第4期・文理融合基礎枠(令和8〜12年度) |
※所在地・SSHは広島県教育委員会の資料、特色枠の割合・比重・学校独自検査は令和9年度の「実施内容シート」によります。普通コースと理数コースは、特色枠の割合も比重も共通と書かれています。
学校が求める生徒像(入学者受入方針)
実施内容シートには、コースごとの「入学者受入方針」が書かれています。普通コースは、現代社会への幅広い興味・関心があり、文系・理系を問わずバランスの取れた学力のある生徒、そして社会と自分のつながりや役割を考えて行動しようとする意欲的な生徒を求めています。理数コースは、自然科学への知的好奇心があり、理科・数学の基礎的な学力のある生徒、そして素朴な疑問を大切にして突き詰めて考える積極的な生徒を求めています。
この方針は、自己表現(個人面談)で話す内容を考えるときのヒントになります。「自分が何に興味をもち、これまで何に取り組み、入学後に何をしたいか」を、自分の言葉で話せるようにしておくことが、準備の中心になります。
📊 配点の表|学力検査・調査書・自己表現の比率
広島県の一次選抜(併設型を除く)は、3つの資料を合わせて見ます。学力検査(当日の5教科)、調査書(内申)、自己表現(個人面談)です。まず、それぞれの満点と中身を表にします。
| 検査 | 満点 | 中身 |
|---|---|---|
| 一般学力検査 | 250点 | 国語・社会・数学・理科・英語の5教科。各50分・各50点。英語は放送による聞き取り検査もあります |
| 調査書(内申) | 225点 | 1・2年は各教科の評定(5段階)をそのまま、3年は評点を3倍にして合計します |
| 自己表現 | 検査官1人あたり15点 | 個人面談の形式。検査官は2〜3人で、校長が決めます。1人10分以内が基本です |
合否は、この3つをそのまま足すのではなく、県の「比重」にそろえて合わせます。国泰寺の比重は次のとおりです。
| 枠 | 学力検査 | 調査書 | 自己表現 | 定員との関係 |
|---|---|---|---|---|
| 特色枠 | 4 | 4 | 2 | 入学定員の50% |
| 一般枠 | 6 | 2 | 2 | 入学定員の50% |
県の資料に「実技が200点換算」「実技が600点換算」という書き方があります(体育科など)。この書き方から、比重の「1」を100点と考える読み方ができます。この考え方で点数に直したものが、次の図と表です。公式の説明は比重(4:4:2など)で、下の点数は読み解くための目安です。

| 枠 | 学力検査(250点満点) | 調査書(225点満点) | 自己表現 |
|---|---|---|---|
| 特色枠(4:4:2) | 400点に換算(1点=1.6点) | 400点に換算(1点=約1.78点) | 200点に換算 |
| 一般枠(6:2:2) | 600点に換算(1点=2.4点) | 200点に換算(1点=約0.89点) | 200点に換算 |
特色枠では、調査書の1点(約1.78)が、学力検査の1点(1.6)より少し重くなります。一般枠では、学力検査の1点(2.4)が、調査書の1点(約0.89)の約2.7倍です。特色枠では内申を上げることが、一般枠では当日の得点を上げることが、それぞれ点数に大きく効く、という見方ができます。どちらで判定されても対応できるよう、両方を準備します。
自己表現(個人面談)の中身
自己表現は、県が示す「広島県の15歳の生徒に身に付けさせたい力」、つまり「自己を認識し、自分の人生を選択し、表現することができる力」を見る検査です。受検者は、自分のこと(得意なことや、これまで取り組んできたことなど)や、高校に入学した後の目標などを、自分で選んだ言葉や方法で表現します。時間は、自己表現が5分以内、そのあとの質問と回答が3分以内、入退室が2分以内で、合計10分以内が基本です。
評価の観点は3つあり、それぞれ5点満点です(3観点×5点=15点)。
| 観点 | 見ていること | 点数 |
|---|---|---|
| 自己を認識する力 | 自分は何が好きか、どんな人間かを振り返り、自分の個性を見いだしているか | 5点満点 |
| 自分の人生を選択する力 | 自分の夢や目標について、自分で考え、選んだ理由を述べているか | 5点満点 |
| 表現する力 | 相手や場面に応じて、伝えたいことが伝わるように工夫しているか | 5点満点 |
実施日は、一次選抜では学力検査の第2日です(学校や志願状況によっては第3日になることがあります)。話す内容は、暗記した文章より、「なぜそう考えたか」の理由を自分の経験とつなげて話せるほうが、評価の観点に合っています。
🧮 内申(調査書)の計算方法|225点の仕組み
広島県の調査書は、1年生・2年生・3年生の評定(5段階)をすべて使います。1・2年は評定をそのまま使い、3年は評点を3倍にします。満点の225点は、9教科×5段階×(1+1+3)で計算した値です。つまり、3年生の評定の重みが、1・2年生のそれぞれの3倍になっています。
評定の平均ごとの調査書点を、例として計算してみます(9教科すべての評定が同じ平均だった場合の例です)。
| 評定の平均(例) | 1年の合計 | 2年の合計 | 3年の合計(×3) | 調査書の点数 |
|---|---|---|---|---|
| 3.5 | 31.5 | 31.5 | 94.5 | 157.5点 |
| 4.0 | 36 | 36 | 108 | 180点 |
| 4.5 | 40.5 | 40.5 | 121.5 | 202.5点 |
| 5.0 | 45 | 45 | 135 | 225点 |
※上の表は「例」です。実際の数字は、中学校が作る調査書の評定で決まります。端数の扱いなどは、募集要項で確認してください。
この表から、次のことがわかります。評定の平均が0.5上がると、調査書は約22.5点上がります(4.0→4.5で180→202.5)。特色枠の換算(約1.78倍)では約40点、一般枠の換算(約0.89倍)では約20点に当たります。3年生の1教科の評定が1上がれば調査書は3点、1・2年生なら1点です。
「内申は3年だけ」と考えてしまうと、1・2年の評定(合計の2/5=90点分、満点換算)を見逃します。中1・中2の定期テストと提出物も、そのまま調査書の点数になります。3年生の評定を3倍にする仕組みは、3年生の1年間の取り組みを大きく評価する、という意味です。
📝 当日点の考え方|学力検査250点と、県の平均点
学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各教科50分・50点満点です。英語では、放送による聞き取り検査もあります。県の基本方針では、校長が県教育委員会と協議すれば、県が作る問題の代わりに高校が作る問題を使えるとされています。国泰寺の問題がどちらになるかは、募集要項で確認してください。
県が公表している令和8年度の学力検査の結果を見ると、教科ごとの平均点は次のとおりでした(50点満点)。
| 教科 | 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5教科の平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年度の平均点 | 26.0 | 21.8 | 20.7 | 25.8 | 20.2 | 22.9 |
| 令和7年度の平均点 | 21.4 | 24.4 | 19.6 | 26.2 | 21.4 | 22.6 |
| 令和8年度の標準偏差 | 8.8 | 10.2 | 11.6 | 11.0 | 11.3 | ― |
5教科の平均点を合計すると、令和8年度は114.5点(250点満点)、令和7年度は113.0点です。標準偏差が大きい教科(令和8年度は数学の11.6、英語の11.3)は、得点の差が広がりやすい教科です。国泰寺の合格最低点や合格者の平均点は、今回確認した公式資料には載っていません。「公表されていない数字」を推測で書くことはせず、次の考え方で準備を進めましょう。
- 特色枠を意識するなら:内申(調査書)の1点が学力検査の1点とほぼ同じ重さ。3年の評定を落とさないことが、当日の得点と同じくらい大切です。
- 一般枠を意識するなら:学力検査の比重が6。5教科の平均を1〜2点ずつ上げる勉強が、そのまま点数の差になります。
- どちらの枠でも:苦手教科を放置しない。標準偏差が大きい数学と英語は、1教科の得点の振れ幅が大きいので、基礎の取りこぼしを減らします。
🔥 倍率と志願者数のうごき(令和6〜8年度)
広島県教育委員会が公表している「最終志願状況」(志願変更のあとの志願者数)から、国泰寺の一次選抜の倍率を表にします。倍率は、最終志願者数を一次選抜の定員で割った値です。
| 年度 | コース | 一次選抜の定員 | 最終志願者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 普通 | 240人 | 357人 | 1.49倍 |
| 令和6年度 | 理数 | 80人 | 85人 | 1.06倍 |
| 令和7年度 | 普通 | 240人 | 413人 | 1.72倍 |
| 令和7年度 | 理数 | 80人 | 98人 | 1.23倍 |
| 令和8年度 | 普通 | 240人 | 376人 | 1.57倍 |
| 令和8年度 | 理数 | 80人 | 72人 | 0.90倍 |

普通コースは3年とも1.5倍前後で、令和7年度は1.72倍と高くなりました。理数コースは1倍前後で、令和8年度は志願者が定員を下回る0.90倍でした。コースによって倍率の動きがちがうため、志望するコースの数字を見てください。
志願変更の前と後で、倍率は下がっています
県は、志願変更の前(2月の登録時点)の志願者数も公表しています。普通コースの志願者数を、変更前と最終で比べると、3年とも最終のほうが少なくなっています。
| 年度 | 変更前(2月9日現在など) | 最終 | 変更前の倍率 | 最終の倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 384人 | 357人 | 1.60倍 | 1.49倍 |
| 令和7年度 | 452人 | 413人 | 1.88倍 | 1.72倍 |
| 令和8年度 | 426人 | 376人 | 1.78倍 | 1.57倍 |
※「変更前」の欄は、県の志願状況(変更前の登録時点)に載っている普通コースの数字です。令和9年度の志願変更は、2月10日(水)〜2月17日(水)正午です。倍率の見方は、最初に出る数字だけでなく、最終の数字も見るようにしましょう。
📅 令和9年度の入試日程(一次選抜)
広島県の令和9年度の一次選抜(併設型高校を除く)の日程は、次のとおりです。令和8年度の日程も、参考として並べます。
| 内容 | 令和9年度 | 参考:令和8年度 |
|---|---|---|
| 志願者登録・中学校確認登録 | 1月21日(木)〜2月2日(火)16時 | 1月22日(木)〜2月3日(火)16時 |
| 高等学校確認登録 | 2月3日(水)〜2月8日(月)正午 | 2月4日(水)〜2月9日(月)正午 |
| 志願変更 | 2月10日(水)〜2月17日(水)正午 | 2月12日(木)〜2月18日(水)正午 |
| 調査書等の提出 | 2月10日(水)〜2月18日(木)正午 | 2月12日(木)〜2月19日(木)正午 |
| 学力検査・自己表現等 | 2月24日(水)〜2月26日(金) | 2月25日(水)〜2月27日(金) |
| 追検査 | 3月3日(水) | 3月4日(水) |
| 合格者発表 | 3月8日(月) | 3月9日(月) |
※広島県教育委員会「令和9年度広島県公立高等学校入学者選抜日程」にもとづきます。二次選抜は、一次選抜のあとに定員に満たない学校で行われ、調査書と自己表現で判定します。
日程を見ると、学力検査・自己表現等の期間は2月24日〜26日の3日間です。自己表現は、県の資料では第2日(志願状況などによっては第3日)に行われると書かれています。体調管理は、検査日の前の1週間から整えるのが安心です。追検査は、やむを得ない事情で検査を受けられなかった人のための日程です。
📚 教科別の勉強の進め方|県の公表データを手がかりに
県は、令和8年度の学力検査について、教科ごとの設問数と、どんな問題の正答率が低かったかを公表しています。まず、問題の構成を表にします。
| 項目 | 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大問の数 | 4 | 4 | 6 | 5 | 4 |
| 設問数 | 22 | 26 | 18 | 24 | 22 |
| 選択問題 | 5 | 14 | 4 | 14 | 13 |
| 記述問題など | 17 | 12 | 14 | 10 | 9 |
国語・数学は、設問の半分以上が記述問題などです。理科・社会は選択問題が多く、英語は選択問題が13問、記述が9問です。ここからは、教科ごとに県の公表内容と、準備のヒントをまとめます。
国語(4大問・22設問)
令和8年度は、漢字の読みの正答率が83.2%、書き取りが67.1%で、書き取りが低くなっていました。説明的な文章の大問も、正答率が比較的低い問題でした。毎日5〜10分の漢字の書き取りと、説明文の「筆者の主張はどこか」を1段落ずつ短くまとめる練習が、公表された課題に合っています。
数学(6大問・18設問)
「簡単な数・式の計算」の正答率の平均は75.6%で高く、関数の問題の正答率が比較的低いと公表されています。計算ミスを減らすことと、関数(グラフ・式・変化の割合)に時間をかけることの2つが重なります。国泰寺の理数コースを志望する人は、数学が得点源になるよう、関数の応用問題を早めに仕上げておくとよいでしょう。
英語(4大問・22設問、放送による聞き取りあり)
目的や場面、状況に応じて表現を工夫して伝える大問の正答率が、比較的低くなっています。自分の考えを英語で短く書く練習と、放送の英文を聞くときに質問を先に読むクセをつけるなどの準備が役に立ちます。標準偏差が大きい(11.3)教科なので、得点差が出やすいことも意識します。
理科(5大問・24設問)
「エネルギー」を柱にした領域の正答率が、比較的低いと公表されています。力と運動・仕事・電流と磁界・熱などの分野の計算と、グラフの読み取りを、単元ごとに仕上げます。理科は平均点が高め(令和8年度25.8)なので、取りこぼしを減らす勉強が点差につながります。
社会(4大問・26設問)
地理的分野の正答率が、比較的低いと公表されています。地形図・統計・雨温図などの資料を読み取って答える問題の練習を、歴史や公民よりも早めに進めます。設問数が26問と5教科の中でも多く、選択問題が14問なので、資料の読み取りで取りこぼさないことが大切です。
県の資料は、5教科に共通した課題として、課題解決の場面で、文章や資料から読み取った情報を、これまでに学んだ知識や学習内容と結びつけて考察し、自分の考えをもって判断し、その過程や結果を表現することが十分にできていない点を挙げています。つまり「読み取って、考えて、書く」までを通しで練習することが、どの教科でも合格に近づく勉強です。
📖 過去問の使い方|県が公表する問題と「正答率」を使います
広島県教育委員会は、一般学力検査の問題を公開しています。さらに、令和6年度・令和7年度・令和8年度は、「一般学力検査の結果」という資料も公表しています。この資料には、各教科の出題のねらい、設問ごとの正答率、指導のポイントが載っています。過去問は、問題を解くだけでなく、この資料の正答率を使って「県全体のできぐあい」と自分の結果を比べると、意味が大きくなります。
- 時間を計って解く:各教科50分。本番と同じ時間で、同じ教科の順番で解きます。
- 自己採点をする:正答表で採点し、教科ごとの点数を記録します。県の平均点(令和8年度は5教科の平均22.9点)と比べます。
- 正答率の低い問題を確認する:「結果」の資料で、正答率の低い問題を確認します。自分が間違えた問題が、正答率の高い問題(みんなが取れた問題)なら、取りこぼしです。優先して復習します。
- 記述問題は書き直す:国語・数学・英語は記述の割合が高いので、間違えた記述は、模範の書き方を見て自分の言葉で書き直します。
- 間違いノートを作る:間違えた理由を「知識不足」「読み違い」「計算ミス」に分けて書くと、次に何をすればよいかが見えます。
時期の目安は、中3の夏までに令和6年度分の1教科ずつ(単元別の確認)、秋に3年分の通し演習、12月以降に時間を計った通しの演習を、教科のバランスを見ながら進める、という流れです。国泰寺は倍率が1.5倍を超える年があるため、5教科の「抜け」を減らすことが、得点の安定につながります。
🗓️ 学年別の学習スケジュール(中1〜中3)
調査書は1・2・3年の評定を使うため、準備は中1から始まります。学年ごとの目安を表にします。あくまで一つの例で、お子さんの状況に合わせて調整してください。
| 学年・時期 | やること | 調査書・当日点との関係 |
|---|---|---|
| 中1(通年) | 定期テストの勉強の型をつくる。提出物を期限どおりに出す。英語と数学の基礎を固める | 1年の評定は調査書にそのまま入ります(満点換算で45点分) |
| 中2(通年) | 定期テストで評定4〜5を安定させる。理科・社会の暗記を前倒しで進める | 2年の評定も調査書に入ります(45点分) |
| 中3 4〜7月 | 1・2年の総復習。3年の定期テストは最重要(評定は3倍) | 3年の評定1段階で調査書が3点動きます |
| 中3 夏休み | 5教科の総復習。苦手単元をリスト化して、1日2〜3時間の学習習慣をつくる | 当日点の土台をつくる時期 |
| 中3 9〜11月 | 模試を受けて、志望コースの倍率を見ながら志望の確認。過去問を単元別に | 志願状況の動きの見通しをつける |
| 中3 12月〜1月 | 過去問の通し演習。自己表現の準備(話す内容を書き出し、声に出す) | 自己表現は15点×人数の配点で、特色枠でも重みがあります |
| 中3 2月 | 志願登録・志願変更の確認。体調管理。2月24日〜26日の検査 | 最終の倍率を見て、落ち着いて判断する |
🔀 併願の考え方(公立と私立)
広島県の公立高校の一次選抜では、志願先を登録したあと、志願変更の期間に変更することができます。公立高校の合格発表は3月8日(月)です。私立高校を併願する場合は、私立の入試日程や出願の条件(専願・併願の区分など)が学校ごとに違うため、各校の募集要項を確認してください。
- 公立の一次選抜は、2月24日〜26日です。私立の入試日は、各校の募集要項で確認し、公立の検査日とかさなっていないかを見ます。
- 併願する私立高校は、通学時間と学びの内容を比べて、複数の候補から選びます。当サイトの「広島県の私立高校入試2027」の記事も参考にしてください。
- 公立の一次選抜で不合格だったときの二次選抜や、追検査の日程も、あらかじめ知っておくと安心です。
倍率が高い年でも、倍率は「最終志願者数÷定員」で決まる数字で、合否のラインそのものではありません。数字に一喜一憂するより、内申を安定させ、5教科の得点を積み上げる準備を続けるほうが、結果につながります。
よくいただくご質問
Q. 広島国泰寺高校では、内申と当日点のどちらが大事ですか?
A. 特色枠は学力検査:調査書:自己表現が4:4:2で、調査書と学力検査が同じ重さです。一般枠は6:2:2で、学力検査が重くなります。どちらの枠でも、両方の準備が必要です。
Q. 調査書(内申)は何点満点ですか?
A. 225点満点です。1・2年は各教科の評定を5段階でそのまま、3年は評点を3倍にして合計します。3年生の評定が、1・2年生の3倍の重さで入ります。
Q. 自己表現とはどんな検査ですか?
A. 個人面談の形式で、自分のことや入学後の目標を、自分で選んだ言葉や方法で表現します。自己表現5分以内、質問と回答3分以内が基本で、検査官1人あたり15点満点です。
Q. 合格最低点は公表されていますか?
A. 今回確認した広島県教育委員会の公式資料には、国泰寺の合格最低点は載っていません。県の教科別の平均点(令和8年度は5教科の平均22.9点)や、倍率の推移を参考にして、目標を決めてください。
Q. 普通コースと理数コースで、入試の方法はちがいますか?
A. 特色枠の割合(50%)も、比重(特色枠4:4:2、一般枠6:2:2)も、普通コースと理数コースで共通と書かれています。倍率は、コースごとに別に公表されています。
Q. 学力検査の日程はいつですか?
A. 令和9年度の一次選抜は、2月24日(水)〜26日(金)に学力検査・自己表現等が行われ、3月8日(月)に合格発表です。追検査は3月3日(水)です。
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・診断だけのご利用でも構いません。



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