プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
2学期の期末テストが近づくと、学校からテスト範囲表が配られます。範囲表は、どこから出るのかが書かれた「テストの設計図」です。ところが、「もらったまま、カバンの中」という中学生は少なくありません。
この記事では、範囲表を受け取ったその日にやることと、範囲表をもとにした勉強の順番を、プロ家庭教師が手順でまとめました。全体の考え方は2学期期末テストのまとめもあわせてご覧ください。
結論:範囲表は「範囲」「提出物」「日程」の3つに分けて、ノートに書き写してください
範囲表は、見るだけでは勉強が始まりません。自分の手で書き写すと、やることが見えるようになります。
書き写したあとは、教科ごとの「やること」に分け、1日ずつの予定に落とし込みます。
テスト範囲表には何が書いてあるか
範囲表の形は学校ごとに違います。それでも、多くの範囲表には次のような内容が書かれています。
| 書かれていること | 見るポイント | 見落としやすいところ |
|---|---|---|
| 試験の日程と時間割 | 何日に、どの教科があるか | 教科の順番。最初の日に暗記科目が重なっていないか |
| テスト範囲 | 教科書のページ、プリント、ワークの範囲 | 「教科書のページ」だけでなく、授業で配られたプリントも入るか |
| 提出物 | 提出する教科・種類・期限 | 期限がテスト当日の朝、または初日か。教科ごとに違うことがある |
| 持ち物 | 筆記用具のほか、コンパスや定規など | 実技的な持ち物(理科・数学で使うもの) |
| 先生からの一言 | 出題の形式や、重点にするところ | 欄外に小さく書かれている注意 |
ポイント:範囲表の形は学校によって違います
ここに挙げたのは、一般的な範囲表に書かれていることの例です。お手元の範囲表に書かれていない項目があっても、心配はいりません。書かれている項目だけを、次の手順で整理してください。
受け取った日に書き出す3つ
範囲表をもらった日に、ノートを1ページ使って、次の3つに分けて書き写します。パソコンやスマホのメモでも構いません。
1範囲を書き出す
教科ごとに、教科書のページ、プリント、ワークの範囲を書きます。「数学:教科書の何ページから何ページまで」のように、数字で書くのがコツです。
2提出物を書き出す
提出物の名前と、期限を書きます。期限が近いものに、先に印をつけます。
3日程を書き出す
テストの日にちと、教科の順番を書きます。カレンダーやスケジュール帳にも、同じ日付を書き込みます。
この3つが書けたら、範囲表の役目は半分終わりです。残りの半分は、「何から勉強するか」を決めることです。
範囲表から勉強の順番を決める手順
範囲表をもとに、次の順で進めると、迷う時間が減ります。

手順1日程が遅い教科から並べる
テストの日が遅い教科は、準備期間が長く取れます。逆に、初日にある教科は、早めに仕上げに入ります。
手順2範囲が広い教科に印をつける
範囲が広い教科は、早く着手しないと間に合いません。印をつけて、先に予定に入れます。
手順3得意・不得意で時間を配る
不得意な教科は、少し多めに時間を取ります。得意な教科は、復習の回数で調整します。
手順4提出物の期限を予定に入れる
提出物は、テスト勉強と同時には進みません。「提出物の日」を先に決めておきます。
範囲表の見落としで起きやすいミス
範囲表の読み違いは、勉強の方向をずらす原因になります。次の表で、確認してみてください。
| ミスの例 | なぜ起きるか | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 範囲外のところを勉強していた | 教科書のページだけで範囲を考え、プリントを見落とした | 範囲を「教科書」「プリント」「ワーク」の3つに分けて書く |
| 提出物の期限を間違えた | 教科ごとに期限が違うのに、まとめて覚えていた | 提出物は、教科ごとに期限を書き出す |
| 教科の順番を取り違えた | 前の学期の時間割と混ざった | 予定表に、日付と教科を並べて書く |
| 範囲が変更されたのに気づかなかった | 授業中に先生が口頭で伝えた | 範囲表に、変更を赤ペンで書き足す |
範囲が変わったときは、変更した内容をすぐ範囲表に書き足しておくと、あとで迷いません。
範囲表を使った勉強のやり方
範囲表は、1週間ごとに見直す
範囲表は、受け取った日に1回見るだけでは足りません。週の初めに1回、「今週はここまで終える」と決めて、範囲表に印をつけていきます。
終わったところに印をつける
教科書やワークの範囲を、1回終えるごとに色をつけます。印が増えていくと、残りが見えて、勉強を続けやすくなります。
わからない所は、そのままにしない
範囲の中に、わからないところが見つかったら、範囲表の余白に書いておきます。学校の先生に質問できる日までに、聞くことを3つ以内にしておくと、聞き忘れを防げます。
範囲表チェックリスト
☑ 範囲・提出物・日程の3つを、ノートに書き写した
☑ 提出物の期限を、予定表に入れた
☑ 教科ごとの範囲を、ページの数字で書いた
☑ 日程が遅い教科と、範囲が広い教科に印をつけた
☑ わからない所を、範囲表の余白にメモしている
範囲表をもとにした、勉強の進め方を相談できます
範囲表の写真と、不安な教科を一言だけ教えてください。プロ講師が、学年と教科に合わせた進め方をお返事します。無料体験(60分)では、実際の範囲表をもとに計画を一緒に作ります。
よくあるご質問
Q. 範囲表をなくしてしまいました。どうすればいいですか?
A. まず、学校のホームページや配布プリントの控えがないか確認します。見つからない場合は、先生や友達に写真を見せてもらい、範囲・提出物・日程の3つを書き写してください。
Q. 範囲表は、いつ配られるものですか?
A. 配られる時期は学校によって違います。テストの2〜3週間前に配る学校もあれば、1週間前の学校もあります。配られたその日に、3つの書き出しをするのがおすすめです。
Q. 範囲がとても広くて、全部は終わりません。
A. 全部を同じ濃さでやる必要はありません。範囲表の中から、授業のノートが多く残っている単元と、ワークで間違えた問題を優先して、予定に入れてください。
Q. 範囲表に「プリント」とだけ書かれています。
A. 授業で配られたプリントを、日付順に並べて確認します。どれが範囲に入るのかわからないときは、先生に「どのプリントまでですか」と一言たずねると確実です。
まとめ
この記事のまとめ
範囲表は、範囲・提出物・日程の3つに分けて書き写す。
日程が遅い教科と、範囲が広い教科に印をつけて、勉強の順番を決める。
範囲表は1週間ごとに見直し、終えたところに印をつける。


