島根県の難関公立高校2027|松江北・出雲・松江南など県内上位7校の偏差値の目安と対策

県内上位7校の偏差値と対策学校別 合格対策

最終更新:2026年9月/島根県教育委員会の公表資料と、民間の偏差値情報をもとに作成。偏差値は目安です。最新の情報は必ず県教育委員会・各高校の公式資料でご確認ください。

結論:島根県の上位校は「理数系学科」と「普通科」で難しさがちがいます

島根県で民間サイトの偏差値の目安が60を超えるのは、松江北・出雲・益田・大田などの理数科や、松江南の探究科学科が中心です。普通科の目安は50台が多く、この記事では「県内上位校」として7校を取り上げます。

令和8年度の一般選抜では、松江南(普通)1.23倍、出雲(普通)1.12倍、松江東1.11倍、松江北(普通)1.05倍でした。一方、理数科は1倍を下回る学校が多くありました。

上位校の多くは、当日の学力検査の比重が大きい配分です。9月からは、内申を守りながら、5教科の得点力を上げることが合格への近道です。

この記事でわかること
  • 島根県の県内上位7校の偏差値の目安(民間サイト3つの幅)
  • 令和8年度 一般選抜の倍率と、倍率の読み方
  • 学校ごとの特徴(理数科・探究科学科・SSHなど)
  • 総合選抜と一般選抜、それぞれの対策
  • 実在を確認した2027年度用の過去問集と使い方
  • 9月からの月別・偏差値帯別の勉強法、保護者のNG

島根県の県内上位7校の偏差値の目安

島根県で偏差値の目安が高いのは、松江北・出雲・益田・大田の理数科と、松江南の探究科学科です。普通科では出雲・松江北が上位になります。

学校所在地学科偏差値の目安
松江北松江市理数科/普通科67〜69/57〜59
出雲出雲市理数科/普通科63〜66/59〜61
益田益田市理数科/普通科60〜64/52〜53
大田大田市理数科/普通科60〜62/52〜54
松江南松江市探究科学科/普通科58〜61/53〜55
浜田浜田市理数科/普通科56〜60/51〜52
松江東松江市普通科53〜55

※偏差値は民間の模試・情報サイトによる目安です。サイトによって2〜3ちがいます。出典:みんなの高校情報「島根県の高校偏差値ランキング 2026年度最新版」、受験ラボ「令和8年度(2026年度)島根県高校偏差値ランキング」、家庭教師のトライ「島根県の高校偏差値」(年度の記載なし)。益田・浜田の普通科は2サイトの値です。

島根県は「60以上」の学校が少ない県です

民間サイトの目安で60以上になるのは、主に理数系の学科です。そのため、この記事では偏差値60以上にこだわらず、県内で上位とされる7校を取り上げています。偏差値の数字だけでなく、学科の特色や通いやすさもあわせて考えましょう。

令和8年度 一般選抜の倍率

令和8年度(2026年春)の一般選抜では、普通科は1倍を超える学校がある一方、理数科は1倍を下回る学校が多い結果でした。

学校学科倍率学科倍率
松江北普通1.05倍理数0.97倍
出雲普通1.12倍理数1.00倍
松江南普通1.23倍探究科学0.79倍
益田普通0.95倍理数0.37倍
大田普通0.83倍理数0.23倍
浜田普通0.74倍理数0.28倍
松江東普通1.11倍--

※令和8年度 一般選抜の出願者数(志願変更後)による倍率(出願者数÷一般選抜の募集定員)。出典:島根県教育委員会「令和8年度 島根県公立高等学校入学者選抜 一般選抜出願者数(志願変更後)」を報じたリセマム(2026年2月18日)・進研ゼミ高校入試情報サイト(2026年2月26日)。県の原本資料は、この記事の作成時点でリンクが切れていました。

たとえば松江南(普通)は、入学定員200人のうち一般選抜の募集定員が163人で、201人が出願しました。出雲(普通)は入学定員240人・募集定員143人に160人、松江東は入学定員200人・募集定員109人に121人が出願しています。入学定員と一般選抜の募集定員の差は、総合選抜などで先に内定した人数です。

※出典:進研ゼミ高校入試情報サイト「【島根県】2026年度(令和8年度)公立高校 一般選抜 倍率速報(志願変更後)」。

倍率が1倍を下回っても「全員合格」とは限りません

理数科の倍率が低いのは、第2志望で普通科を書く人がいることや、総合選抜で先に内定した人がいることも関係していると考えられます(ここからは推測です)。倍率が低くても、学力検査などの結果によっては不合格になることがあります。倍率より、模試の判定と過去問の点数で判断しましょう。

学校ごとの特徴

それぞれの学校の特徴を、学科と公表されている情報を中心にまとめます。令和9年度の入学定員は県の公表によるものです。

松江北高校(松江市)

松江市奥谷町にある、県内でも歴史の長い高校です。1876年の教員伝習校内変則中学科が始まりとされ、校訓は「質実剛健・文武両道」です。令和9年度の定員は普通科200人・理数科40人です。2027年度の入学生から、学年が上がるごとに単位制を導入します。

出雲高校(出雲市)

出雲市今市町にあります。令和9年度の定員は普通科240人・理数科40人です。国の科学技術振興機構(JST)のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校の一覧に載っています(令和5年度指定・Ⅲ期)。

松江南高校(松江市)

松江市八雲台にあります。2021年に理数科の募集を止め、探究科学科を置きました。令和9年度の定員は普通科200人・探究科学科40人です。JSTのSSH指定校の一覧に載っています(令和7年度指定・Ⅱ期)。

益田高校(益田市)

益田市七尾町にあります。令和9年度の定員は普通科120人・理数科40人です。JSTのSSH指定校の一覧に載っています(令和4年度・認定枠)。

大田高校(大田市)

大田市大田町にあります。1921年に島根県立大田中学校として創立しました。令和9年度の定員は普通科120人・理数科40人です。学生寮「瓶雲寮」があります。

浜田高校(浜田市)

浜田市黒川町にあります。1893年に島根県第二尋常中学校として創立し、校訓は「質実剛健・不撓不屈」です。全日制には普通科と理数科があります。

松江東高校(松江市)

松江市西川津町にあり、1983年に開校しました。普通科のみの学校です。令和8年度は普通科の倍率が1倍を超えました。

※出典:各校の所在地・沿革はWikipediaの各校の記事、定員はリセマム(2026年9月14日、県の公表を報道)、SSHは科学技術振興機構(JST)「SSH指定校一覧」。松江東高校について「SSH指定校」とする記述もありますが、JSTの現在の一覧(島根県)では確認できなかったため、この記事では書いていません。

松江北・松江南・松江東・出雲の普通科には、地域外からの合格者の人数に上限があります。内申と学力検査の比率、日程とあわせて、島根県公立高校入試2027の日程と仕組みの記事でくわしく説明しています。

学校を選ぶときに見る3つのこと

  • 学科:理数科・探究科学科は、数学・理科や探究活動に力を入れたい人向け。普通科とは偏差値の目安も大きくちがう
  • 通学:地域外から普通科を受ける場合は、合格者の人数に上限がある学校がある。大田高校のように寮がある学校もある
  • 比率:内申と学力検査の比率は学校ごとにちがう。上位校は当日の学力検査の比重が大きい学校が多い

3つを親子で確認したうえで、オープンスクールや学校説明会で実際の雰囲気を見ると、志望校を決めやすくなります。志望校の決め方は、志望校の決め方の記事も参考にしてください。

総合選抜と一般選抜、それぞれの対策

上位校をめざす人は、総合選抜で先に内定をめざすか、一般選抜1本で勝負するかを、11月の三者面談までに決めておきましょう。

総合選抜の対策:3教科60分の学力検査と面接

総合選抜で学力検査を行う学校では、国語・数学・英語の3教科を60分で解きます。1教科あたりの時間が短いので、基本問題を速く正確に解く力が必要です。面接や口頭試問、作文、プレゼンテーションなどを組み合わせる学校もあります。

  • 各校の「求める生徒像」を読み、自分の中学校生活とつながる点を3つ書き出す
  • 国・数・英の入試問題を、1回60分で通して解く練習を12月から週1回
  • 面接で「なぜこの学科か」を1分で話せるようにする。理数科・探究科学科なら、興味のある分野や調べてみたいことも準備する

学校ごとにどの検査を行うかは、県の別表1と各校の資料で必ず確認してください。

総合選抜を受けるかどうか迷ったら、「その学校・学科に本当に行きたいか」と「面接や作文の準備に時間を使っても、5教科の勉強を続けられるか」の2つで考えましょう。どちらも「はい」なら、受ける価値があります。

理数科・探究科学科で総合選抜を受けるときの注意

総合選抜は、学科の定員の一部を先に決める選抜です。理数科は定員が40人の学校が多く、総合選抜で内定する人がいると、一般選抜の枠はさらに小さくなります。総合選抜を受けるかどうかは、志望する学科の定員と、自分の今の成績をあわせて考えましょう。

一般選抜の対策:5教科を各50分で

一般選抜は5教科・各50分です。上位校をめざす場合、「全教科で大きく落とさない」ことがいちばん大切です。次のような力を意識して練習しましょう(一般的な対策の例です)。

教科上位校で差がつきやすいところ9月からの練習
国語条件つきの記述、文章の要旨の読み取り記述は「条件に合っているか」を自分で採点する
数学関数と図形の応用、確率大問の後半を1日1問。途中式を残す
英語長文読解、英作文、リスニング毎日リスニング10分。英作文は週2回書いて直す
社会資料の読み取り、理由を書く問題資料問題は「表題・単位・年」を最初に確認
理科実験の結果の読み取り、計算計算問題を単元別にまとめて解き直す

※教科別の内容は一般的な対策の例です。島根県の出題の傾向は、過去問で必ず確認してください。

POINT:理数科・探究科学科は、数学・理科の「最後の1問」で差がつきます

ここからは一般的な傾向からの推測です。理数系の学科をめざす人は、数学・理科の大問の後半の問題で得点を積み上げたいところです。過去問を解いたら、最後まで解けなかった問題だけを集めたノートをつくり、1週間後にもう一度解きましょう。

実在を確認した過去問集・問題集

島根県の公立高校の過去問集は、2027年度用(2027年春受験用)を選びましょう。出版社のページで実在を確認できたものは次のとおりです。

書名出版社価格(税込)内容
島根県公立高校(リスニング音声データダウンロード付) 2027年度版東京学参1,760円2022〜2026年度の5教科+2021年度(数・英・理・社)。2026年6月5日発売
2027年受験用 全国高校入試問題正解(教科別5冊)旺文社英語3,795円/数学3,245円/国語3,410円/理科3,245円/社会3,245円全国の公立高校の入試問題。2026年6月25日発売

※出典:東京学参「島根県公立高校 2027年度版」商品ページ(ISBN 9784814140701)、旺文社「2027年受験用 全国高校入試問題正解」シリーズページ。教英出版・英俊社の島根県版の2027年春受験用は、この記事の作成時点で出版社のページを確認できなかったため載せていません。

使い方の順番

110月:東京学参の過去問を1年分、5教科とも本番と同じ50分で解く。点数より「どの教科のどの大問で落としたか」を記録する
211月〜12月:残りの年度を、週1〜2年分のペースで解く。間違えた問題は、解説を読んだあと何も見ずにもう一度解く
31月:全国高校入試問題正解で、苦手な単元の問題を他県の入試から集中して解く(上位校をめざす人向け)
42月:島根県の過去問の2回目。時間配分と見直しの手順を本番どおりに練習する

過去問の点数は、表にして記録する

過去問は、解いた日と点数、失点の理由を表に残しておくと、2回目に何を直せばよいかがすぐにわかります。たとえば次のような表です(記入例)。

教科1回目2回目おもな失点の理由
国語10月1月記述で条件を読み落とした
数学10月1月関数の最後の問題が時間切れ
英語11月2月英作文の語数不足・つづりのミス

※表は記入のしかたの例です。点数の目標は、模試の判定や学校の先生との相談で決めてください。

2回目で同じ理由の失点が減っていれば、勉強のやり方は合っています。減っていなければ、やり方そのものを変える合図です。

過去問をいつから始めるか迷ったら、過去問はいつからの記事も参考にしてください。

9月から入試までの月別の勉強法

時期上位校をめざす人がやること
9月2学期の定期テストで評定を上げる。中1・中2の苦手単元を洗い出す。志望校の「求める生徒像」を読む
10月過去問を1年分。失点を「知識不足」「時間不足」「ケアレスミス」に分ける
11月期末テスト。三者面談で総合選抜を受けるか決める。数学・理科の応用問題を毎日1問
12月総合選抜の出願。冬休みは5教科の総復習と過去問2〜3年分
1月総合選抜を受ける人は、国・数・英の60分演習と面接練習。受けない人は5教科の過去問を続ける
2月過去問の2回目。英語のリスニングと英作文を毎日。新しい問題集は増やさない
3月(直前)本番と同じ50分で5教科を通して解く。まちがえやすいことメモを見直し、体調を整える

※日程は島根県公立高校入試2027の日程と仕組みの記事をご覧ください。

冬休みの1日の時間割(例)

時間内容
8:00〜9:50過去問(国語)を50分+答え合わせ・解き直し
10:10〜12:00過去問(数学)を50分+解き直し
13:00〜14:30英語(リスニング・長文・英作文)
15:00〜17:00社会・理科の苦手単元の復習
19:30〜21:00その日の間違い直しノートをまとめる。翌日の予定を決める

偏差値帯別の勉強法

偏差値63以上の人:理数科の上位をめざす

基本問題はほぼ解けている段階です。数学・理科の応用問題と、国語・英語の記述・英作文で満点に近づけることが目標です。過去問で落とした1〜2問を、同じ形式の問題で繰り返し練習しましょう。

偏差値57〜62の人:普通科の上位・理数科をめざす

計算ミスと資料の読みちがいで失点していないかを確認します。過去問の失点を記録すると、「わかっているのに落としている問題」が見つかります。ここを減らすだけで、合計点は上がります。

偏差値56以下の人:基礎と内申を同時に上げる

まずは教科書レベルの問題を確実に解けるようにします。同時に、2学期の定期テストと提出物で中3の評定を上げることが大切です。中3の成績は内申の中で大きな割合をしめるとされています。

模試の結果の読み方は、模試の結果の見方の記事で説明しています。

保護者がやってはいけないNG

NG1:偏差値の数字だけで学校を決める

島根県の上位校は、学科によって偏差値の目安が10近くちがいます。理数科か普通科か、通学の時間、学校の特色もあわせて、子どもと一緒に考えましょう。

NG2:「倍率が低いから大丈夫」と言う

理数科は倍率が1倍を下回ることがありますが、合格には一定の学力が必要です。倍率の数字で安心させるより、「過去問で何点取れるか」を一緒に確認しましょう。

NG3:総合選抜の結果が出る前に、一般選抜の話を避ける

内定しなかったときに気持ちを切りかえられるよう、「内定しなくても3月に一般選抜がある」と先に話しておくと、子どもは落ち着いて受けられます。

保護者の方へ:答案の「中身」を一緒に見ましょう

模試の結果は、合計点よりもどの教科のどの問題で落としたかが大切です。答案を見て、「知識が足りない」のか「時間が足りない」のかを分けると、次にやることがはっきりします。

上位校の合否は、答案の分析で変えられます

島根県の上位校は、学科によって求められる力がちがいます。理数科なら数学・理科の応用、普通科なら5教科すべてで大きく落とさない力です。何を優先するかは、答案を1問ずつ見ないと決められません。

エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。松江・出雲・石見地域など、島根県のどこからでも受講できます。模試と過去問の答案を分析し、残りの時間から逆算した学習計画をつくります。

島根県の上位校合格へ、答案から計画を立てます

直近の模試や過去問の答案を見せていただければ、どの教科のどこで点を伸ばせるかをお伝えします。無理な勧誘はいたしません。

無料体験を申し込む

LINEで気軽に相談する

まとめ

  • 島根県で偏差値の目安が60を超えるのは、主に理数科と松江南の探究科学科
  • 令和8年度の一般選抜は、松江南(普通)1.23倍、出雲(普通)1.12倍、松江東1.11倍、松江北(普通)1.05倍
  • 理数科は1倍を下回る学校が多いが、倍率より学力検査の点数で判断する
  • 出雲・松江南・益田はSSH指定校一覧に掲載。松江北は2027年度入学生から単位制
  • 過去問は東京学参の2027年度版で、10月から1年分ずつ本番形式で解く
LINEで無料相談無料体験に申込
タイトルとURLをコピーしました