中高一貫校に通っていると、「塾に通わせるべきか」「家庭教師のほうが合うのか」で迷われるご家庭が多くあります。一貫校は進度が速く、学校独自の教材を使うため、一般的な塾のカリキュラムと噛み合わないことがあるのが理由です。
この記事では、中高一貫校生がオンライン家庭教師を使う場合の料金相場と、週何回必要かの決め方を整理します。
結論
① 料金は1回(60〜90分)あたり3,000円〜10,000円台と幅があり、講師の質で決まります。
② 回数は「学校の進度についていく」なら週1回、「定期考査で挽回する」「大学受験を見据える」なら週2回が目安です。
③ 安さで選ぶと、一貫校では失敗しやすくなります。学校独自の教材と進度に対応できる講師でなければ、時間が無駄になるためです。
中高一貫校生に家庭教師が必要になる3つの場面
① 中だるみ(中2〜高1)
高校受験がないぶん、緊張感が途切れやすい時期です。順位が下がっても「まだ先は長い」と本人が思ってしまい、気づいたときには戻すのが難しい位置にいます。
② 進度が速すぎてついていけない
多くの一貫校は中3までに高1の内容へ入ります。一度つまずくと、追いつく前に次の単元が始まるため、自力で戻る時間が取れません。
③ 大学受験を意識し始めた(高2〜)
学校の授業が難関大に対応していても、志望校に必要な演習量までは足りないことがあります。逆に、学校の進度が志望校に対して遅い場合もあります。
一貫校生にとっての家庭教師の価値
塾は「自社のカリキュラム」で進みますが、家庭教師は学校で使っている教材そのもので指導できます。一貫校は独自教材(体系数学・プログレスなど)を使うことが多いため、この違いが大きく効きます。
料金相場|タイプ別に見た1回あたりの費用
オンライン家庭教師の料金は、誰が教えるかでほぼ決まります。中高一貫校生の場合、学校の進度と教材に対応できるかが分かれ目になるため、講師の質が結果に直結します。
表は横にスクロールできます →
| タイプ | 1回あたりの目安 | 一貫校生との相性 |
|---|---|---|
| 個人契約(学生) | 3,000〜5,000円台 | △ 費用は抑えられますが、一貫校の進度と独自教材に対応できるかは講師によります |
| 大手センター(学生講師) | 4,000〜6,000円台 | △ 交代や欠席時のサポートはありますが、指導の質は担当者次第です |
| 大手センター(プロ講師) | 7,000〜12,000円台 | ○ 一貫校対応の講師を指名できる場合があります |
| プロ専門の家庭教師センター | 8,000〜15,000円台 | ◎ 学校の教材・進度に合わせた指導が前提になっています |
※一般的な価格帯の目安です。授業料のほかに入会金・管理費・教材費がかかる場合があります。総額で比較してください。
一貫校生が「安さ」で選んで失敗する理由
体系数学やプログレスといった独自教材は、市販の参考書と構成が違います。教材を初めて見る講師だと、その場で解き方を確認する時間が発生し、指導時間が削られます。時給が安くても、必要な回数が増えれば総額は変わりません。
エスペランサアカデミーの料金
当センターは1回90分 9,000円(税込)で、指導はすべてプロ講師が担当します。学生講師は在籍していません。プロ講師による完全1対1の指導料として、標準的な水準です。学校の教材・進度に合わせた設計と、授業外の学習計画までを含めています。詳細は料金ページをご覧ください。
週何回必要か|目的別の決め方
回数は「不安だから多め」で決めると続きません。目的から逆算してください。
週1回|学校の進度についていく/中だるみを止める
いま大きく崩れてはいないが、放っておくと下がりそうな状態に向きます。週1回で「今週やること」を決め、次回に確認する形をつくります。月額の目安は3〜4万円台です。
週2回|定期考査で挽回する/大学受験に向けて仕上げる
特定科目が赤点圏にある、あるいは志望校まで距離がある場合に必要です。1回を復習、もう1回を演習に充てると効率が上がります。月額の目安は7〜8万円台です。
考査前だけ増やす
通常は週1回で、定期考査の2週間前だけ回数を増やす方法もあります。オンラインは移動時間がないため、この調整がしやすいのが利点です。柔軟に増減できるかは、契約前に確認してください。
回数より大事なこと
週1回90分でも、残りの6日間で何をやるかが決まっていれば成績は動きます。逆に週3回にしても、授業外が空白なら結果は変わりません。「宿題の量と締切が具体的に示されるか」を体験授業で確認してください。
塾・予備校との費用比較
「家庭教師は高い」と言われますが、必要な科目数まで含めて比べると、差が縮まることがあります。
表は横にスクロールできます →
| 選択肢 | 月額の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 集団塾(3科目) | 3〜5万円台 | 費用は抑えられますが、進度は塾のカリキュラム基準です |
| 個別指導塾(週2・2科目) | 3〜6万円台 | 1対2〜1対3が中心で、講師が見ていない時間が生じます |
| オンライン家庭教師(週1) | 1〜4万円台 | 完全1対1。学校の教材をそのまま使えます |
| オンライン家庭教師(週2) | 3〜8万円台 | 科目や時期に応じて配分を変えられます |
※いずれも一般的な目安です。教材費・季節講習費は別途かかることがあります。塾は長期休みの講習が加算されるため、年間総額での比較をおすすめします。
くわしい比較はオンライン家庭教師と塾の違いにまとめています。
保護者がやりがちな3つの失敗
① 順位が下がってから動く
一貫校は進度が速いため、順位が目に見えて下がった時点で、すでに数か月分の遅れが積み上がっています。「授業が分からないと言い始めた」段階が動くタイミングです。
② 全科目を一度に見てもらおうとする
費用がふくらむうえ、どれも中途半端になります。一貫校では数学と英語のどちらかに絞るのが定石です。この2科目は積み上げ式で、遅れが最も戻しにくいためです。
③ 「大学受験はまだ先」と考える
一貫校の場合、高2の終わりには受験生と同じ状態に入ります。中だるみの期間が長いほど、高2以降の負担が跳ね上がります。詳しくは中高一貫校の先取り学習を武器にするをご覧ください。
よくあるご質問
Q. 学校の教材(体系数学など)で教えてもらえますか?
プロ講師であれば対応できます。ただし会社によっては自社教材の使用が前提になっている場合があるため、契約前に「学校の教材で進められますか」と確認してください。
Q. 塾と併用してもよいですか?
問題ありません。塾で全体を進め、家庭教師で苦手科目だけを補う形は合理的です。ただし宿題量が二重になるため、家庭教師側に塾の課題量を伝えて調整してもらってください。
Q. 中1から始めるのは早すぎませんか?
早すぎることはありません。むしろ中1のうちに勉強のやり方を固めておくと、その後の6年間が楽になります。ただし本人が必要性を感じていない段階で始めると続かないため、タイミングは慎重に選んでください。
Q. 費用を抑える方法はありますか?
①科目を1つに絞る ②通常は週1回、考査前だけ増やす ③1回の時間を長めにして回数を減らす、の3つが現実的です。回数を減らすぶん、授業外の課題設計がより重要になります。
まとめ
この記事の要点
・料金は1回3,000円〜15,000円台と幅があり、講師の質で決まる
・一貫校では学校の教材・進度に対応できるかが分かれ目
・回数は目的から逆算する(維持なら週1、挽回なら週2)
・科目は数学か英語のどちらかに絞る
・順位が下がる前、「分からない」と言い始めた時点で動く
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