プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
中3理科の2学期期末テストまで、あと1週間。力や仕事の計算、イオンの用語と、中3の理科は難しくなる一方で、高校入試にも直結する内容が続きます。出題されやすい単元と、7日間の進め方をプロ家庭教師がまとめました。
2学期期末テスト全体の範囲の考え方と4週間の進め方は、2学期期末テストのまとめにまとめています。この記事は、その中の「中3理科」を直前1週間で仕上げるための計画です。
結論:中3理科は「公式を使う単元」と「用語を説明する単元」を分けて、1週間で回してください
運動とエネルギーは公式と図のかき方、イオンや酸・アルカリは用語と実験結果の説明が中心です。
日ごとにテーマを決めて取り組むと、1週間でも全体を回せます。
中3理科で出題されやすい単元
2学期の中3理科では、次の単元が範囲に入る学校が多いです。単元の順番や、範囲に入る内容は、学校や教科書で違います。
| 単元 | よく問われること | 点を落としやすいところ |
|---|---|---|
| 力の合成・分解、力のつり合い | 力の矢印のかき方、合力と分力、作用・反作用 | 矢印の向きや長さ。つり合いの2力と作用・反作用の混同 |
| 運動の規則性・仕事とエネルギー | 速さ、等速直線運動、慣性、仕事=力×距離、位置エネルギーと運動エネルギー | 仕事の単位(J)、斜面での仕事の計算。エネルギーの移り変わりの説明 |
| 化学変化とイオン | 電解質と非電解質、電離、イオンの化学式、電池のしくみ | イオンの価数と化学式を取り違える。電池のプラス極・マイナス極の判断 |
| 酸・アルカリと中和 | 酸性・アルカリ性の性質、指示薬の色、中和と塩のでき方 | 水素イオンと水酸化物イオンの関係を説明できない |
ポイント:単元の順番は学校で違います
単元を学ぶ順番や、テスト範囲に入る単元は、学校・教科書によって違います。まず学校から配られたテスト範囲表で確認してください。この記事の単元は「多くの学校で2学期に学ぶ内容」の目安です。
直前1週間の勉強計画(7日間)
1日30分〜1時間を目安にした計画です。部活動などで時間が取れない日は、その日の内容を前後の日に移して構いません。

7日前範囲と実験を書き出す
テスト範囲表を見て、範囲の単元と、授業で行った実験を書き出します。提出物の期限も確認します。
6日前力の合成・分解と作用反作用
力の矢印を、定規を使って正確にかく練習をします。つり合いの2力と、作用・反作用の違いを、例で説明できるようにします。
5日前速さと運動のグラフ
記録タイマーの結果やグラフから、速さを求める問題を解きます。等速直線運動と、慣性の法則を言葉で説明できるようにします。
4日前仕事とエネルギー
仕事は「力の大きさ×力の向きに動かした距離」。斜面や滑車の問題で、仕事の大きさが変わらない(仕事の原理)ことを確認します。
3日前イオンと電池
主なイオンの名前と化学式を一覧にして覚えます。電池は、どの金属がマイナス極になるかを、図で確認します。
2日前酸・アルカリと間違い直し
指示薬の色と、中和でできる物質を整理します。印をつけた問題を解き直します。
前日用語と公式の最終確認
新しい問題には手を出しません。用語、イオンの化学式、公式を1枚にまとめた紙を見返して、早めに寝ます。
中3理科で多いミスと防ぎ方
中3理科では、用語を「知っている」のに、記述や単位で点を落とす場面が目立ちます。
| ミスの種類 | よくある例 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 単位の書き忘れ | 仕事の答えに「J」をつけない | 答えを書く前に、問われている量の単位を確認する |
| 力の矢印 | 作用点や向きがずれる | 矢印は、作用点から定規でかく |
| イオンの化学式 | 硫酸イオンを SO₄ と書き、価数を忘れる | イオンは、価数(2−など)を右上につけると決めておく |
| 記述問題 | 用語だけ書いて理由を書かない | 「〜だから、〜になる」と、理由と結果をセットで書く |
中3理科の勉強のやり方
運動とエネルギーは、図をかいて考える
力や運動の問題は、頭の中だけで考えると混乱します。
物体にはたらく力を、矢印で図にかいてから式を立てる習慣をつけましょう。
イオンは、一覧表を自分で作る
イオンの名前と化学式は、数が多いので、一覧にして覚えます。
陽イオンと陰イオンに分け、価数ごとに並べると、覚えやすくなります。
記述問題は、教科書の言葉で書く
実験の結果から考えられることを書く問題が、よく出ます。
教科書の「わかったこと」の言葉を使い、結果と理由をつなげる練習をします。
直前チェックリスト
☑ 力の合成・分解の矢印を、定規でかける
☑ 速さと仕事の公式で計算できる
☑ 作用・反作用とつり合いの違いを説明できる
☑ 主なイオンの名前と化学式を書ける
☑ 中和でできる物質を、反応式で書ける
テスト前日と当日の過ごし方
前日は、新しい問題を増やさず、用語と公式をまとめた紙を見返すだけにします。
当日の朝は、苦手な公式やイオンの化学式を1つだけ声に出して確認します。
テストが始まったら、記述問題に時間を残せるよう、用語と計算の問題から先に進めます。
よくあるご質問
Q. 力の問題で、矢印がうまくかけません。
A. 最初に、物体にはたらく力を全部書き出し(重力・垂直抗力・摩擦力など)、1本ずつ矢印をかく手順を守ってください。矢印の長さは、力の大きさに比例させます。
Q. イオンの名前と化学式が覚えられません。
A. 全部を一度に覚えず、1日5個ずつ、名前と化学式をセットで書く練習をします。陽イオンと陰イオンに分けると整理しやすくなります。
Q. ワークは何周すればいいですか?
A. 1周目は全問、2周目は間違えた問題だけが目安です。直前1週間は2周目が中心です。
Q. 期末テストの勉強は、入試にも役立ちますか?
A. 運動とエネルギー、イオン、酸とアルカリは、高校入試でも出題されることが多い単元です。期末テストで解き直した問題は、入試用のノートに集めておくと、あとの復習に使えます。
まとめ
この記事のまとめ
直前1週間は、公式を使う日と用語を説明する日を分けて回す。
力と運動は図をかいて考え、イオンは一覧表を自分で作る。
単位、矢印、イオンの価数は、見直しでチェックする。


