プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
中1数学の2学期期末テストまで、あと1週間。「何から手をつければいいかわからない」「ワークが終わっていない」という中1生と保護者の方へ、出題されやすい単元と、7日間の進め方をプロ家庭教師がまとめました。
2学期期末テスト全体の範囲の考え方と4週間の進め方は、2学期期末テストのまとめにまとめています。この記事は、その中の「中1数学」を直前1週間で仕上げるための計画です。
結論:直前1週間は「新しい問題集」ではなく、学校のワークの解き直しに使ってください
期末テストの問題は、学校のワークや授業プリントに近い形で出ることが多いです。
1周目で間違えた問題に印をつけ、直前の1週間はその印の問題だけを繰り返す。これがいちばん点数につながりやすい使い方です。
中1数学で出題されやすい単元
2学期の中1数学では、次の単元が範囲に入る学校が多いです。期末テストでは、1学期に習った内容が混ぜて出されることもあります。
| 単元 | よく問われること | 点を落としやすいところ |
|---|---|---|
| 比例と反比例 | 比例の式を作る、グラフをかく・読む、比例定数の意味、反比例の式とグラフ | x軸とy軸の読み違い。反比例のグラフを直線でつないでしまう |
| 平面図形 | 垂直二等分線・角の二等分線・垂線の作図、おうぎ形の弧の長さと面積 | 作図の線を消してしまう。面積にπをつけ忘れる |
| 空間図形(学校により2学期後半〜3学期) | 角柱・円柱・角錐・円錐の体積と表面積、立体の見取り図と投影図 | 柱の表面積で底面を2つ分数え忘れる。公式の取り違え |
| 方程式(1学期の復習) | 移項、かっこのある方程式、比例式、文章題 | 移項で符号を変え忘れる。答えの単位を書かない |
ポイント:単元の順番は学校で違います
単元を学ぶ順番や、テスト範囲に入る単元は、学校・教科書によって違います。まず学校から配られたテスト範囲表で確認してください。この記事の単元は「多くの学校で2学期に学ぶ内容」の目安です。
直前1週間の勉強計画(7日間)
1日30分〜1時間を目安にした計画です。部活動などで時間が取れない日は、その日の内容を前後の日に移して構いません。

7日前範囲と提出物を書き出す
テスト範囲表を見て、単元ごとに「ワークの何ページから何ページ」を紙に書き出します。提出物の期限もここで確認します。
6日前比例の式を作る
「yはxに比例し、x=3のときy=12」から式を作る型を覚えます。比例定数は y÷x で求められます。ワークの基本問題を解き直します。
5日前反比例とグラフ
比例と反比例のグラフを、点を取ってかく練習をします。反比例は点を5〜6個取って、なめらかな曲線でつなぎます。
4日前作図を手で覚える
垂直二等分線・角の二等分線・垂線を、定規とコンパスで1回ずつかきます。作図の線は消さずに残すことを確認します。
3日前おうぎ形の計算
弧の長さは「2πr×中心角÷360」、面積は「πr²×中心角÷360」。式を声に出して、計算問題を5問解きます。
2日前間違えた問題だけ解き直す
印をつけた問題だけを、解答を隠して解き直します。2回続けて正解した問題は、印を消していきます。
前日公式と手順の最終確認
新しい問題には手を出しません。公式、作図の手順、解き直しノートを見返して、早めに寝ます。
中1数学で多いミスと防ぎ方
中1数学の失点は、わからない問題よりも「知っているのに落とす」ミスが多くなりがちです。自分がやりやすいミスを知っておくと、見直しが楽になります。
| ミスの種類 | よくある例 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 符号のミス | 移項したのに+3のまま書く、かっこを外すときのマイナスを忘れる | 移項は「符号が変わる」と声に出しながら書く |
| πと単位の書き忘れ | おうぎ形の面積に「π」や「cm²」をつけない | 答えを書く前に「πと単位」を指でなぞって確認する |
| 座標の読み違い | (2,3)を x=3, y=2 と読んでしまう | 「横が先、縦があと」と書き込んでから解く |
| 作図の線を消す | 答え合わせの前に消しゴムで消してしまう | 作図の問題は、消しゴムを使わないと決める |
中1数学の勉強のやり方
比例と反比例は「式・表・グラフ」を行き来する
同じ関係を、式にしたり、表にしたり、グラフにしたりする問題が出ます。
式だけ覚えるのではなく、1つの例で「式→表→グラフ」を自分でかいてみてください。
作図は目で見るより、手で覚える
作図は、解説を読むだけでは身につきません。
定規とコンパスを出して、3つの基本作図を1回ずつ実際にかくことが、いちばんの近道です。
文章題は、式の前に図か表をかく
方程式の文章題は、いきなり式を立てると迷いやすくなります。
「わかっていること」と「求めたいこと」を図や表に書いてから、等しい関係を見つけて式を作ります。
直前チェックリスト
☑ 比例の式を、x と y の値から作れる
☑ 反比例のグラフを、なめらかな曲線でかける
☑ 3つの基本作図を、手順を見ずにかける
☑ おうぎ形の弧の長さと面積を、式を見ずに出せる
☑ 移項と符号のミスを、見直しで探せる
テスト前日と当日の過ごし方
前日は、新しい問題を増やさず、解き直しノートと公式の確認だけにします。
当日の朝は、苦手な作図や公式を1つだけ見直します。
テストが始まったら、最初に全体を見て、解ける問題から取り組みます。わからない問題で3分考えて止まったら、印をつけて次に進んでください。
よくあるご質問
Q. ワークは何周すればいいですか?
A. 1周目は全問、2周目は間違えた問題だけが目安です。直前1週間は2周目が中心で、時間があれば3周目に入ります。
Q. 計算ミスが多くて困っています。
A. 途中式を省かずに書くことが、いちばんの対策です。見直しでは、解いた答えを元の式に代入する「検算」をすると、ミスを見つけやすくなります。
Q. 数学が苦手でも、1週間で間に合いますか?
A. 全範囲を完璧にしようとせず、ワークの基本問題を落とさないことから始めてください。点数の約束はできませんが、優先順位をつけると取り組みやすくなります。
Q. 問題集は買い足したほうがいいですか?
A. 直前1週間は、買い足さなくて構いません。学校のワークと授業プリントを仕上げるほうが、出題に近い練習になります。
まとめ
この記事のまとめ
直前1週間は、学校のワークの解き直しに使う。
比例と反比例は「式・表・グラフ」、平面図形は作図とおうぎ形を優先する。
符号・πと単位・座標の読み違いは、見直しでチェックする。


