- 先生の「大丈夫」をそのまま受け取ってはいけない3つの理由
- 面談で必ず聞くべき5つの質問(そのまま使えます)
- 面談後に伸びる家庭と、失速する家庭の分かれ目
- 志望校を動かすかどうかの判断基準と、その期限
「大丈夫です」をそのまま受け取ってはいけない3つの理由
先生が嘘をついているわけではありません。立場によって見ている数字が違うだけです。
時間内に収めるため、話はどうしても要約されます。踏み込んだ話は、こちらから質問しない限り出てきません。沈黙は「順調」の意味ではありません。
同じ生徒でも、学校では「安全圏」、塾では「厳しい」と言われることがあります。どちらかが間違っているのではなく、見ている指標が違うのです。両方を並べて初めて現在地が分かります。
安全校を含めた全体を指して「大丈夫」と言われている場合があります。どの学校を指しているのかを、必ず学校名で確認してください。
面談で必ず聞く5つの質問
そのまま読み上げて使える形にしました。メモを持って行き、答えをその場で書き取ってください。
- いまの評定で、第一志望はどのあたりに位置しますか。(学校名を出して聞く)
- あと何点、または評定をいくつ上げれば、判定は変わりますか。(数字で答えてもらう)
- 併願はどこを想定していますか。その出願の締切はいつですか。
- いま削ってよい科目はどれですか。(全部やる、は指示ではありません)
- 次にこの話をするのはいつですか。(次の判断日を決めて帰る)
5つ目がいちばん大事です。次の判断日が決まっていない面談は、実質的に何も決まっていません。
面談後に伸びる家庭と、失速する家庭
- 面談の答えを数字でメモして帰る
- その週のうちに勉強の配分を1つ変える
- 次の判断日をカレンダーに入れる
- 併願校の締切を先に調べておく
- 「大丈夫と言われた」で終わる
- 不安になって全科目の勉強量を増やす
- 本人に「もっとやりなさい」とだけ伝える
- 次に見直すタイミングを決めない
差がつくのは意欲ではなく、面談の内容を「今週の行動」に翻訳できたかどうかです。
志望校を動かすかどうか、3つの判断基準
2学期の成績が確定するまでは、評定は変わる余地があります。提出物や小テストで戻せる分がどれだけ残っているかを、担任に具体的に確認してください。
第一志望の過去問を1年分だけ、時間を計って解いてみてください。合格の目安に対して何点足りないかが分かれば、残り時間で届く差かどうかを判断できます。感覚ではなく点数で見ます。
必要な勉強量に対して、平日に使える時間が明らかに足りていない場合、志望校ではなく勉強のやり方のほうを先に変えるべきです。
志望校を動かすかどうかは、11月の模試の結果が出るまでに決めれば多くの場合間に合います。9月・10月の判定だけで下げる必要はありません。ただし併願校の出願締切は学校ごとに異なるため、締切だけは今週のうちに調べておいてください。
今日からの3つの行動
- 面談で聞く5つの質問を紙に書き出す。当日は読み上げるだけにします
- 第一志望の過去問を1年分、時間を計って解く。何点足りないかを数字にします
- 併願候補の出願締切を調べて、カレンダーに入れる。ここだけは遅れを取り戻せません
学年・受験別に、面談で確認すべきこと
保護者がやってはいけない3つのこと
- 面談の帰り道に、その場で志望校を下げると言い渡す。本人の中で理由が整理されていないため、納得ではなく諦めになります
- 先生の言葉を、そのまま本人に伝える。「厳しいと言われたよ」は情報ではなく圧力になります。伝えるのは数字と次の行動だけで十分です
- 不安から勉強量を一律に増やす。秋以降に必要なのは量ではなく、削る科目を決めることです
「聞いたけれど、結局どう動けばいいか分からない」ときは
面談で数字は分かっても、その数字から逆算した一週間の計画までは、学校でも塾でも作ってもらえないことがほとんどです。ここが家庭で最も詰まりやすい部分です。
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まとめ
三者面談は、合否を告げられる場ではありません。残り期間の使い方を決めるための、年に数回しかない情報収集の機会です。
持ち帰るべきものは「大丈夫」という言葉ではなく、①いまの位置を示す数字 ②あと何を上げればよいか ③次にいつ判断するかの3つです。この3つが手元にあれば、11月の模試まで迷わず進めます。

