関西の中学受験は、統一解禁日から数日で主要校の入試が集中する短期決戦です。首都圏のように何日もかけて受けていく形とは、組み立て方がまったく違います。京都教育大学附属桃山中学校を志望する場合の、併願の考え方と1月の動き方をまとめます。
この記事でわかること
関西と首都圏で、併願の考え方が違う理由
日程が重なると詰む。まず表を作る
3〜4校・3層の並べ方
1月の1週間で、体力をどう配るか
出願前に必ず確認する6項目
関西は「日程」がすべてです
関西の中学入試は統一解禁日以降の数日間に集中します。つまり、受けられる回数が物理的に限られます。
| 首都圏 | 関西 | |
|---|---|---|
| 入試期間 | 2月上旬から数日〜1週間以上 | 1月中旬から数日に集中 |
| 受験校数 | 4〜6校も可能 | 3〜4校が現実的 |
| 最重要 | レベルの階段づくり | 日程が重ならないこと |
| 失敗の型 | 校数を増やしすぎて体力切れ | 受けたい2校が同日で選べない |
✕ 毎年いちばん多い失敗
第一志望と、確実に取りたい1校が同じ日になっていた。秋のうちに日程表を作っていないと、12月に気づいて慌てることになります。レベルより先に、日付を見てください。
まず、1枚の日程表を作る
候補校それぞれについて、この6つを書き出す
☑ 試験日と、午前/午後の別
☑ 出願開始日と出願締切日
☑ 合格発表日と発表方法
☑ 入学手続きの締切日と時刻
☑ 手続金の金額と、延納ができるか
☑ 自宅からの所要時間(朝の時間帯で計算する)
◎ これを9月〜10月にやってください
12月では遅いです。日程表ができて初めて、志望校の組み合わせが決められます。紙1枚で足ります。
3〜4校・3層の並べ方
| 層 | 位置づけ | 校数 | いつ受けるか |
|---|---|---|---|
| 確実 | 模試で安定して合格圏 | 1校 | いちばん先に。先に1つ持つ |
| 実力相応 | いまの成績で五分五分 | 1〜2校 | 中盤 |
| チャレンジ | 桃山を含む第一志望群 | 1〜2校 | — |
◎ 順番がいちばん大事です
「確実」を最初に受けてください。先に合格が1つあると、本命の日に「守る戦い方」をしなくて済みます。攻めた解答ができるかどうかは、この1つがあるかで決まります。
日程と併願の組み方を、一緒に整理しませんか
志望校の候補を挙げていただければ、日程の重なりを確認し、どの順番で受けるかまでご提案します。初回のご相談・体験授業は無料です。
1月の1週間|体力の配り方
1前日は早く寝る。それだけ
前日に新しい問題を解かせないでください。やるのは、間違えたノートを見返す30分だけ。睡眠が最大の対策です。
2試験の合間の日は「休む日」
連戦の中日に詰め込むと、後半で崩れます。午前に軽く復習、午後は休む。これで最後まで持ちます。
3結果を引きずらせない
途中の1校がうまくいかなくても、その日のうちに切り替えさせてください。保護者の方が動揺すると、そのまま伝わります。
✕ 保護者の方がやりがちなNG
①終わった試験の答え合わせをその場でさせる…次の日に響きます。全部終わってからで十分です。
②「大丈夫?」と何度も聞く…不安を増幅させます。いつもどおり接するのが最善です。
※統一解禁日・試験日程・手続き締切・延納の可否は年度によって変わります。必ず各校が公表している最新の募集要項でご確認ください。
よくあるご質問
Q. 関西では何校受けるのが適正ですか。
A. 3〜4校です。日程が集中しているため、それ以上は体力的に難しくなります。校数より「日程が重ならないこと」と「順番」を優先してください。
Q. 併願校の対策はいつやればいいですか。
A. 12月に受験校を確定したあと、1月に各校1〜2年分で十分です。本命の対策を削ってまでやるものではありません。
Q. 第一志望を最初に受けたほうが、体力があっていいのでは。
A. その考え方もありますが、初めての入試は緊張で実力の7割しか出ません。1校目に「確実」を置いて場に慣れるほうが、結果的に本命でよい戦い方ができます。
Q. 手続金の延納は使えますか。
A. 学校によって扱いが異なります。必ず募集要項で確認し、日程表に金額と締切を書き込んでおいてください。ここを見落とすと、合格しても権利が消えます。
Q. いま偏差値が5〜10ポイント足りません。チャレンジ校を入れていいですか。
A. 入れて構いません。ただし「確実」と「実力相応」を先に固めてからにしてください。
※合格を保証するものではありません。統一解禁日・試験日程・出願締切・手続き締切・延納の可否は年度によって変わります。必ず各校が公表する最新の募集要項をご確認ください。


