千葉の私立高校|単願推薦・併願推薦・一般入試の違いと内申基準の目安【2027年度】

学校別 合格対策

結論:千葉の私立高校の受け方は「単願推薦」「併願推薦」「一般」の3つです。選ぶ決め手は、志望順位と内申です。

令和9年度(2027年度入試)も、千葉の私立高校は1月17日・18日ごろに試験が集中します。
単願推薦は「合格したら必ず入学する」ことが条件です。併願推薦は、公立高校の発表後まで入学手続を待てる学校が多い方式です。
内申基準は学校ごとに違います。数値を公表している学校では、5教科合計で単願が18〜23、併願が20〜24です(スポーツ系コースを除く)。
欠席日数の条件も「3年次10日以内」から「3年間30日以内」まで幅があります。基準の数値を募集要項に載せていない学校も多くあります。
この記事は、千葉県内の18校の公開情報を並べて、方式の違いと基準を比べたものです。

この記事の使い方:日程・基準・手続き期限は、各校の学校公式サイトに載っている令和9年度(2027年度入試)の募集要項にもとづいています。
数値を書いていない学校は、「募集要項に数値の記載なし」と明記しました。
基準は年度ごとに変わることがあります。出願の前に、必ず最新の募集要項を確認してください。

🧭 まず全体像:千葉の私立の受け方は3つ

千葉県の私立高校の入試は、受け方が大きく3つに分かれます。
「単願推薦」「併願推薦」「一般」です。
学校によって「A推薦・B推薦」「専願・併願」「第一志望入試」など呼び名は違いますが、中身はこの3つのどれかに当てはまります。

項目単願推薦併願推薦一般
志望順位その私立が第一志望公立など、ほかの学校も受ける単願も併願も選べる学校が多い
合格したら必ず入学する前提公立の発表後まで手続を待てる学校が多い単願は入学前提。併願は手続を待てる学校が多い
内申の基準あり。併願より低めの学校が多いあり。単願より高めの学校が多い数値の基準を設けない学校が多い(コース条件がつく学校もある)
中学校長の推薦必要必要推薦書は不要
当日の試験学校ごと(国数英の3教科、または作文・面接)学校ごと(同左)国数英の3教科が中心。面接のある学校もある

同じ学校でも、方式によって試験の中身が変わります。
たとえば東海大学付属浦安高校は、推薦A(単願)が作文(600字・50分)とグループ面接です。
推薦B・Cと一般は、国語・数学・英語の3教科(各100点・各50分)とグループ面接です。
また千葉経済大学附属高校の前期選抜は、単願推薦も併願推薦も作文と面接で、学力検査はありません。

「推薦=合格が決まっている」とは限りません

基準を満たしても、入試の得点で不合格になる学校があります。
たとえば日出学園高校は、推薦の基準を満たしていても「3教科合計120点以上(300点満点)」が必要で、基準に届かないと不合格です。
推薦を受けるときは、内申の基準だけでなく、当日の試験の中身も確認しましょう。

🗓️ 令和9年度の日程:試験日は1月17日・18日に集中

千葉県の私立高校は、前期選抜の試験が1月17日(日)〜20日ごろに集中します。
千葉県立高校の学力検査(2月16日・17日)より、約1か月早い日程です。
公立の合格発表は3月2日です。
私立の合格を1月に決めてから、公立に臨む流れになります。

学校試験日(令和9年度)合格発表
専修大学松戸1月17日(日)・18日(月)1月19日(火)16:00
千葉日本大学第一1月17日(日)1月18日(月)10:00
千葉経済大学附属前期 1月17日(日)1月18日(月)6:00〜19日(火)15:00(Web)
二松学舎大学附属柏前期Ⅰ 1月17日(日)、前期Ⅱ 1月19日(火)募集要項で確認
流通経済大学付属柏前期① 1月17日(日)、前期② 1月18日(月)1月20日(水)15:00
昭和学院1月17日(日)・18日(月)1月20日(水)10:00
千葉敬愛第1回 1月17日(日)、第2回 1月18日(月)1月20日(水)13:00〜
東海大学付属浦安1月17日(日)・18日(月)1月19日(火)11:00(Web)
拓殖大学紅陵第Ⅰ回 1月17日(日)、第Ⅱ回 18日(月)、第Ⅲ回 19日(火)1月22日(金)11:00
和洋国府台女子1月17日(日)・18日(月)1月19日(火)9:00(Web)
千葉英和単願 1月17日(日)、併願 1月17日か18日1月19日(火)7:00(Web)

Web出願は、12月17日に始まる学校が多くあります。
専修大学松戸・流通経済大学付属柏・東海大学付属浦安・拓殖大学紅陵・千葉日本大学第一が12月17日です。
和洋国府台女子・千葉経済大学附属・千葉英和は12月18日、昭和学院は12月20日です。
締め切りは、千葉英和の1月6日(13時)から千葉日本大学第一の1月15日(16時)まで、学校によって差があります。

同じ日に2校は受けられません

試験日が1月17日・18日に集中するため、第一志望の日を先に決めて、ほかの学校の日をあとから組み合わせます。
1月19日に試験がある学校(二松学舎大学附属柏の前期Ⅱ、拓殖大学紅陵の第Ⅲ回など)は、17日・18日で受けそびれたときの選択肢になります。

🔒 単願推薦:合格の約束が早く得られるかわりに、必ず入学する

単願推薦は、その私立高校を第一志望にする人のための方式です。
合格したら必ず入学する、という約束で出願します。
そのかわり、内申の基準は併願推薦より低めに設定されている学校が多くあります。

基準の数値を公表している学校で比べると、併願の基準もある学校では、単願のほうが併願より1〜2低くなっています。
たとえば和洋国府台女子高校の和洋・進学コースは、5教科合計で単願19以上・併願20以上です。
日出学園は単願21以上・併願23以上、昭和学院は単願(A推薦)21以上・併願(B推薦Ⅰ)23以上です。

単願推薦が向いている人
その私立が本命で、通う気持ちが固まっている。

手続き期限は、単願のほうが早く設定されています。
和洋国府台女子の単願は1月25日(月)16時まで、千葉明徳の第一志望は2月6日までです。
二松学舎大学附属柏は、第一志望の人の入学金の納入を1月21日(木)〜27日(水)としています。

「単願で受かったあとの辞退」は、前提にしないでください

単願は、合格したら入学することを約束する方式です。
単願で合格したあとに公立高校を受けてよいかどうかは、学校ごとに規定が違います。
専修大学松戸の第一志望入試のように、「公立との併願可否は要項と学校への確認が必要」とされている学校もあります。
出願の前に、募集要項と学校への確認で、必ず決めておきましょう。

🔀 併願推薦:公立と組み合わせるときの標準形

併願推薦は、公立高校などを本命にしながら、私立の合格を先に確保する方式です。
千葉の私立では、公立高校が第一志望の人の多くがこの形で受けます。
合格しても、公立の発表後まで入学手続を待てる学校が多いのが特徴です(手続き期限は、あとの「手続き期限と延納」で一覧にしています)。

ただし、併願推薦にも学校ごとの条件があります。

  • 千葉経済大学附属(前期B併願推薦):公立高校の学力検査を受ける人で、私立の中ではこの学校が第一志望であることが条件です。
  • 二松学舎大学附属柏(B推薦):公立だけでなく、私立のみとの併願でも出願できます。手続きの猶予は、千葉県・東京都の公立の受験者が3月3日まで、併願校が私立のみの場合は2月23日までです。
  • 流通経済大学付属柏:併願先は公立・私立のどちらでもかまいません。
  • 千葉敬愛:令和9年度は、B推薦(併願)が廃止されたと明記されています。併願は、一般B(書類審査と学科試験)で受けます。

併願推薦がある前提で受験計画を立てていると、令和9年度から方式が変わった学校で計画が崩れます。
千葉敬愛のように、毎年の募集要項で方式が変わることがあります。
必ず令和9年度の募集要項で、併願推薦があるかどうかを確かめてください。

12月の入試相談で、合格の見込みが伝わる

千葉の私立の推薦入試では、例年12月中旬に、中学校の先生が生徒の評定や出席日数を高校に示して、合格の見込みを相談します。
これを「入試相談」といいます。
推薦の条件を満たし、入試相談が済んでいれば、おおむね合格となります。これが、いわゆる「確約」です。
難関校には入試相談がないことが多く、当日の試験で判定されます。
志望校が入試相談を行っているかは、学校説明会や個別相談会で確認しましょう。

個別相談で何を聞けばよいかは、私立高校の個別相談で何を聞くかにまとめています。

📝 一般入試:内申を問わずに受けられる学校もあるが、当日点の勝負

一般入試は、推薦書が不要で、内申の数値基準を設けない学校が多い方式です。
二松学舎大学附属柏は「内申や欠席日数を問わず受験できる」としています。
流通経済大学付属柏の一般入試も、評定基準なしです。
昭和学院と東海大学付属浦安の一般は、内申の数値基準が募集要項に記載されていません。

そのかわり、合否は当日の試験の得点で決まります。
試験は国語・数学・英語の3教科(マークシート方式)が中心で、面接がある学校もあります。
推薦と一般で、合格のしやすさが大きく違う学校もあります。
光英VERITASでは、直近の入試で推薦が1.0倍、一般が1.7〜2.6倍と公表されています。
倍率は年度ごとに変わるため、説明会で最新の数字を確認しましょう。

一般にも「単願」と「併願」がある

一般入試でも、単願(第一志望)か併願かを選んで出願する学校があります。
二松学舎大学附属柏・流通経済大学付属柏・東海大学付属浦安・千葉敬愛などがそうです。
単願で出願すると、加点がつく学校があります。
流通経済大学付属柏の総合進学コースは、一般の単願で総合得点に20点が加わります。

📏 内申の「推薦基準」は3つのタイプに分かれる

千葉の私立高校18校の令和9年度の募集要項を見ると、内申の示し方は3つのタイプに分かれました。

タイプA:5教科などの数値を公表している学校(7校)
和洋国府台女子・日出学園・千葉明徳・流通経済大学付属柏・昭和学院・千葉日本大学第一・千葉敬愛。
タイプB:評定の合計ではなく、条件で示す学校(1校)
専修大学松戸の第一志望入試は、「中学3年間の欠席が21日以内」「9教科の5段階評価に1がない」が出願条件です。評定の合計点の基準は示されていません。
タイプC:数値を募集要項に載せていない学校(10校)
二松学舎大学附属柏・光英VERITAS・木更津総合・秀明八千代・西武台千葉・東海大学付属浦安・拓殖大学紅陵・千葉経済大学附属・千葉英和・翔凛。

数値が書かれていない学校は「基準がゆるい」わけではありません

タイプCの学校にも、内申を見る仕組みはあります。
学力試験と調査書(内申)を合わせて合否を判断する学校が多く、基準の数字を公にしていないだけです。
タイプCの学校を受けるときは、個別相談での確認が欠かせません。

📊 学校別の比較表①:内申の数値基準を公表している学校(5教科合計)

次の表は、5教科(国語・数学・社会・理科・英語)の評定合計の基準です。
5教科合計の満点は25(5段階×5教科)です。

学校・コース単願併願補足
和洋国府台女子
和洋・進学コース
19以上
(または9教科31以上)
20以上
(または9教科33以上)
各教科の評定3以上で、1がないこと
和洋国府台女子
特進コース
21以上22以上同上
日出学園21以上23以上入試で3教科合計120点以上(300点満点)が必要
千葉明徳
特進
2223アスリートの単願は17
千葉明徳
進学HS
1920チャレンジ受験で上のコースも受けられる
千葉明徳
進学S
1820活動・出席の評価で+1(合計の上限2点)
流通経済大学付属柏
総合進学
2223前期②。前期①は併願のみで23
流通経済大学付属柏
特別進学
2324英検準2級以上で+1
昭和学院21以上
(A推薦)
23以上
(B推薦Ⅰ・併願優遇Ⅰ)
9教科に評定1がないこと
千葉日本大学第一
特進・進学
22以上23以上3年次の欠席10日以内、校長推薦
千葉敬愛5教科20以上かつ
9教科36以上(A推薦)
併願推薦は廃止
(併願は一般B)
特別活動推薦もあり

表の数字を、平均の評定に直してみます。
合計21は平均がおよそ4.2、22は4.4、23は4.6、24は4.8です。
「5教科オール4」は合計20、「オール5」は合計25です。
単願で合計22を超える基準の学校は、5教科の平均が4.4以上を求めていることになります。

表から分かる3つのこと

1つ目:単願と併願の差は1〜2です。併願の基準を公表している6校(和洋国府台女子・日出学園・千葉明徳・流通経済大学付属柏・昭和学院・千葉日本大学第一)はすべて、併願のほうが高くなっています。
2つ目:同じ学校でもコースで基準が違います。千葉明徳の単願は、特進22から進学S18まで4点差があります。
3つ目:評定の基準日は学校で違います。日出学園は「3年前期(または1学期)」の評定です。

📋 学校別の比較表②:欠席日数と、そのほかの出願条件

内申の合計点とは別に、欠席日数の条件を設けている学校があります。
日数の幅が大きいので、お子さんの欠席の状況と照らして確認してください。

学校欠席などの条件そのほかの条件
流通経済大学付属柏原則、各年度7日以内・3年間で15日以内単願(前期②)は9科に評定1がない。スポーツ進学は監督・顧問の推薦が必要
日出学園中学3年間で30日以内、3年次は7日以内評定の基準日は3年前期(または1学期)
昭和学院各学年10日以内9教科に評定1がない。校長推薦
千葉日本大学第一3年次の欠席10日以内校長推薦。英検準2級以上は加点(単願推薦)
千葉経済大学附属3か年で原則30日以内(単願推薦)推薦書は学校所定の様式
専修大学松戸
第一志望入試
中学3年間で21日以内9教科の5段階評価に1がない。合格したら入学
和洋国府台女子欠席日数の条件は示されていない各教科の評定3以上で、1がない

欠席が多いお子さんの方式選び

一般入試は、内申や欠席日数を問わない学校があります(二松学舎大学附属柏の一般など)。
推薦を考える場合は、欠席の条件が「3年間30日以内」の学校と「3年次7日以内」の学校では、結果が大きく変わります。
不登校や長期欠席の経験があるときは、不登校から高校受験|欠席日数は調査書にどう書かれるかもあわせて読んでください。
個別相談では、欠席の理由と現在の登校状況を、正直に伝えるのが近道です。

📊 学校別の比較表③:内申の数値を募集要項に載せていない学校

タイプCの10校です。
数値のかわりに、募集要項から分かる「受け方の特徴」を整理しました。

学校方式募集要項から分かること
二松学舎大学附属柏A推薦(単願)・B推薦(併願)・一般推薦は学校の推薦基準と中学校長の推薦が必要。一般は内申・欠席を問わず、個人面接あり。入試は国数英のマークシート(各50分)
光英VERITAS推薦・一般・特待選抜特待選抜が不合格でも、推薦・一般の基準で合否を見る「スライド」の仕組みがある。受験料は1回分で1月17日・18日の両日を受けられる
木更津総合単願・併願学力試験(国数英・各50分)と調査書で総合判定。優遇は、単願、英検・漢検・数検3級以上、特別活動、行事への出席
秀明八千代前期の推薦(単願・併願)、後期の一般学校推薦書か自己推薦書で出願。書類審査・筆記(国数英)・面接(記述・約15分)。特別進学の奨学金は5教科の評定合計が単願24・併願25
西武台千葉単願推薦・併願推薦Ⅰ・Ⅱ募集は293名(特別選抜100名・進学193名、内部進学者を含む)。特選から進学へのスライド合格がある。併願先は公立・私立どちらも可
東海大学付属浦安推薦A(単願)・推薦B(併願)・推薦C(単願)・一般前期は推薦A・B・C・一般①②のうち1つだけ出願できる。推薦Aは作文とグループ面接
拓殖大学紅陵前期の第Ⅰ回・第Ⅱ回(推薦)、第Ⅲ回(推薦不要)推薦は中学校長の推薦が必要で、単願・併願どちらも可。第Ⅲ回は推薦不要で面接あり、特別奨学生の認定なし
千葉経済大学附属前期のA単願推薦・B併願推薦、後期前期の推薦は作文と面接で学力検査なし。後期は国数英と面接。欠席は3か年で原則30日以内(単願推薦)
千葉英和専願・併願(1月17日・18日)コース併願は最大3コースで、受験料は1回分。全員に個人面接。加点は+2か+1のうち1件分だけで、足し算にはならない
翔凛入試①②③国数英の3教科・各50分・各100点で300点満点、面接あり。③はチャレンジ受験(特待)に対応

数値が書かれていない学校ほど、個別相談や説明会での確認が大切です。
聞くべき質問は、個別相談の記事にまとめています。
「うちの内申で、どの方式なら受けられますか」と具体的に聞くと、答えをもらいやすくなります。

➕ 加点・優遇の仕組み:英検などで得点や基準が動く

多くの学校で、英検・漢検・数検などの検定や、皆勤・活動の実績が、基準や得点に加わります。
加点の対象は、方式(推薦か一般か)とコースで違います。

学校加点・優遇の内容
和洋国府台女子推薦:基準を満たした人に、入試得点への優遇(最大2点)。一般:評定で最大10点、検定は3級10点・準2級20点、単願10点で、優遇の合計は最大20点
日出学園一般:英検準2級以上、またはTOEIC Bridge L&R 60点以上で入試総合点に5点。推薦には英語資格の加点なし
千葉明徳推薦:英検3級で+1、準2級で+2(出願基準に加算)。一般:英語の得点に、3級10点・準2級20点・準2級プラス25点・2級以上30点
流通経済大学付属柏推薦:英検準2級以上で基準に+1(前期①)。一般:総合進学の単願で+20点、英検2級30点・準2級プラス20点・準2級10点
専修大学松戸一般:英語・数学・漢字の検定3級以上の加点と、2日間受験(同時出願)の加点
千葉日本大学第一単願推薦:英検準2級以上で加点あり
木更津総合優遇の条件:単願、英検・漢検・数検3級以上、特別活動の功績、行事への出席
千葉英和+2か+1の加点が、1件分だけ適用される(足し算にならない)

英検3級・準2級は、中学3年生の秋までに取れていれば、出願に間に合う学校が多くなります。
ただし、加点の対象になる級や、加点の使い方は、学校とコースで違います。
受験する学校ごとに、説明会や募集要項で確認しましょう。

🔢 内申の数え方と、基準に届かないときの動き

5教科と9教科、評定の基準日

「5教科」は、国語・数学・社会・理科・英語です。
音楽・美術・保健体育・技術家庭を加えた「9教科」とは別に、合計を数えます。
5教科合計の満点は25、9教科合計の満点は45です。
基準が「5教科合計」なのか、「9教科合計」なのか、両方なのかは、学校ごとに違います。

評定の基準日も確認しましょう。
日出学園は「3年前期(または1学期)」の評定、昭和学院は「3年次」の評定が基準です。
3年生の前半の成績が結果を左右する学校があります。

なお、私立の基準は評定の合計で示されます。
千葉県の公立高校入試で使う「内申点」の計算とは別の数え方です。
公立の計算は、千葉県公立高校の内申点の計算方法で、内申から受験校を決める考え方は千葉の内申点で行ける高校はどこかで整理しています。

基準に届かないときの4つの選択肢

選択肢例
コースごとに基準が違う千葉明徳は、基準に届くコースから出願できます。和洋国府台女子も、コースごとに基準が違います
同じ学校の一般で受ける日出学園は、基準に届かない場合は一般入試の受験になります。一般は内申を問わない学校もあります
スライド合格を使う専修大学松戸(E類型→A類型)、西武台千葉(特選→進学)、光英VERITAS(特待選抜→推薦・一般の基準)、流通経済大学付属柏(総合進学から特別進学を選んだ場合)
次の通知表で上げる基準日が3年前期(1学期)の学校は、定期テストと提出物で、まだ変えられます

「あと1」は、定期テスト1回で動くことがあります

5教科合計があと1足りないとき、評定が1つ上がれば届きます。
評定は、定期テストの点だけでなく、提出物や授業態度も合わせて決まります。
どの教科の評定を上げるのが一番近道かは、教科ごとの点数の分布を見ると分かります。

🧭 方式選びの判断フロー:5つのステップで決める

どの方式で受けるかは、次の順番で考えると迷いにくくなります。

STEP 1|その私立は第一志望か
「はい」なら、STEP2へ。「いいえ(公立が第一志望など)」なら、STEP3へ進みます。
STEP 2|単願推薦の基準に届いているか
届いている:単願推薦で出願します。合格したら入学する約束になることを、家庭で確認します。
届いていない:同じ学校の一般、または基準が低いコースを検討します。
STEP 3|併願推薦がある学校か、基準に届くか
併願推薦がある学校で基準に届いている:併願推薦で出願し、12月の入試相談で見込みを聞きます。
併願推薦がない(千葉敬愛のように廃止された)、または基準に届かない:一般(併願)を選びます。
STEP 4|欠席・評定1などの条件を見る
欠席日数や「評定1がない」の条件に当てはまらない場合は、条件のない一般入試の学校を中心に組み立てます。
STEP 5|試験日と手続き期限が重ならないか
試験日は1月17日・18日に集中します。
手続き期限が公立の発表(3月2日)より前になる学校がないか、一覧で確かめます。

📆 手続き期限と延納:公立の発表を待てるかが分かれ目

併願で受けるときは、入学手続きの期限が決め手になります。
千葉県立高校の合格発表は3月2日です。
その翌日の3月3日までを期限にする学校が多くあります。

学校単願・第一志望併願・一般
二松学舎大学附属柏1月21日(木)〜27日(水)に入学金を納入手続を猶予。千葉・東京の公立の受験者は3月3日(水)まで、併願校が私立のみなら2月23日(火・祝)まで
和洋国府台女子1月25日(月)16:00まで3月6日(土)15:00まで
千葉明徳2月6日まで3月6日まで
千葉日本大学第一募集要項で確認前納金を納めると、3月3日(水)15:00まで延納可
千葉経済大学附属募集要項で確認手続金の一部を納め、残額は3月3日(水)12:00まで延納可
専修大学松戸第一志望入試は延納制度なし入学金の一部を納めれば、残金は3月3日(水)16:00まで延期可
翔凛募集要項で確認入学金の納入は3月3日まで

延納のときに、一部の納入が必要な学校があります。
納めた金額が、公立に進学した場合に戻るかどうかは、学校ごとの規定です。
出願の前に、募集要項で確認しましょう。

⚠️ よくある失敗5つ

1.併願推薦があると思い込んで、方式が変わった学校を計画に入れた
千葉敬愛は、令和9年度にB推薦(併願)が廃止されました。去年の情報で計画を立てず、必ず令和9年度の募集要項を見ましょう。
2.「合計○以上」だけを見て、ほかの条件を見落とした
「9教科に評定1がない」「欠席は3年次7日以内」などの条件は、合計点とは別に判定されます。
3.推薦なら試験は軽い、と思った
日出学園のように、推薦でも3教科合計120点以上が必要な学校があります。千葉経済大学附属のように作文・面接で判定する学校もあり、準備の中身が学校で違います。
4.試験日が同じ日の学校を、重ねて出願した
1月17日・18日に試験が集中します。第一志望の日を先に決めて、ほかの日程をあとから組みます。
5.併願基準にぎりぎりで出願して、通知表で届かなくなった
基準日の成績で決まる学校は、通知表が1つ下がると基準を下回ります。基準に1〜2の余裕を持たせた受験計画が安心です。

👪 保護者のよくある3つの心配

心配1:内申が基準に1足りません

まず、基準日がいつかを確認します。
日出学園のように3年前期(1学期)の評定が基準の学校なら、前期の成績を上げる余地があります。
基準に届く別のコースや、内申を問わない一般入試の学校も、同時に候補に入れておきましょう。
学校の個別相談で、今の評定を伝えて、どの方式なら受けられるかを聞くのが確実です。

心配2:公立が不合格だったら、私立に入れますか

併願で合格している私立の手続き期限を、先に確認しておけば入れます。
期限は学校で違い、3月3日までの学校と、3月6日までの学校があります。
公立の発表(3月2日)から期限までは、日数がほとんどありません。
合格発表の日に、すぐ手続きできるように、書類と振込の準備を前もって済ませておきましょう。

心配3:欠席が多く、推薦が受けられるか心配です

欠席の条件は、学校によって大きく違います。
「3年次7日以内」の学校もあれば、「3年間で30日以内」の学校もあります。
内申や欠席を問わない一般入試を設けている学校もあるため、一般入試を軸にした受験計画も立てられます。
欠席の理由や、今の登校状況は、個別相談で率直に伝えましょう。

✅ 出願前のチェックリスト

  • ☐ 志望校が、令和9年度の募集要項で、どの方式(単願・併願・一般)を用意しているか確かめた
  • ☐ 今の通知表の5教科合計と9教科合計を出して、基準の表と照らした
  • ☐ 欠席日数と、「評定1がないか」を確かめた
  • ☐ 評定の基準日(3年前期・1学期など)を確認した
  • ☐ 英検・漢検・数検など、加点の対象になる検定を確かめた
  • ☐ 12月の入試相談の有無と、中学校の提出期限を確かめた
  • ☐ 試験日が同じ日の学校を、重ねていないか見た
  • ☐ 手続き期限(単願・併願それぞれ)を、公立の発表日と並べて見た
  • ☐ 単願で受ける学校を、家族で「入学する」と決めた

🎯 エスペランサアカデミーの対策

エスペランサアカデミーは、中学・高校・大学受験に特化した、オンラインのプロ家庭教師による個別指導です。
私立の推薦・併願・一般の受け方を決める段階から、一緒に整理できます。

  • 方式の相談:今の内申と志望校から、単願・併願・一般のどれを軸にするか、受験日と手続き期限を並べて整理します。
  • 評定を上げる学習計画:基準にあと1〜2足りない教科を見つけ、定期テストと提出物の取り組み方を決めます。
  • 3教科の入試対策:国語・数学・英語の出題の形式に合わせて、一般入試や推薦の当日点を上げる練習をします。
  • 英検などの検定の計画:加点の対象になる級を、出願までの逆算で決めます。

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志望校と今の成績から、受け方の組み立てをご提案します。

📌 まとめ

  • 千葉の私立高校の受け方は、「単願推薦」「併願推薦」「一般」の3つです。
  • 単願推薦は入学が前提、併願推薦は公立の発表後まで手続を待てる学校が多い方式です。
  • 内申の数値を公表している学校では、5教科合計で単願18〜23、併願20〜24(スポーツ系コースを除く)が目安です。併願の基準もある学校では、単願のほうが1〜2低くなっています。
  • 欠席日数の条件は、学校によって「3年次7日以内」から「3年間30日以内」まで幅があります。
  • 10校は、内申の数値を募集要項に載せていません。個別相談で確認します。
  • 試験日は1月17日・18日に集中するため、第一志望の日を先に決めます。
  • 手続き期限は、3月3日までの学校と3月6日までの学校があり、単願は早めです。
  • 令和9年度から、千葉敬愛のように方式が変わった学校もあります。

志望校の個別相談に行く前に、私立高校の個別相談で何を聞くかを読んでおくと、確認する項目が漏れません。

❓ よくある質問

Q:単願推薦と併願推薦は、何が違いますか。

A:単願推薦は、合格したら必ず入学することが前提の受け方です。併願推薦は、公立高校の結果を待ってから入学するかどうかを決められる学校が多い受け方です。手続き期限と辞退の扱いは学校ごとに違うため、募集要項で確認してください。

Q:内申の基準に届いていないと、推薦は受けられませんか。

A:基準に届かない場合、推薦は出願できません。ただし、内申や欠席を問わない一般入試を設けている学校や、基準の違うコースを選べる学校があります。まずは個別相談で、今の内申を伝えて確認しましょう。

Q:5教科の合計と9教科の合計は、どちらで見られますか。

A:学校によって違います。5教科だけを基準にする学校、5教科と9教科の両方を基準にする学校、9教科に評定1がないことを条件にする学校があります。募集要項の書き方をそのまま確認してください。

Q:欠席日数が多いと、推薦は不利ですか。

A:欠席日数に上限を設けている学校では、条件を超えると推薦が受けられません。上限は「3年次7日以内」から「3年間30日以内」まで、学校によって幅があります。欠席が心配なときは、早めに学校へ相談しましょう。

Q:英検などの検定は、内申に加点されますか。

A:学校によって、加点の対象になる級と点数が違います。たとえば英検準2級以上で加点する学校があります。出願までに取得できていれば対象になる学校が多いので、募集要項で級と点数を確認してください。

Q:公立の発表前に、私立の入学手続きが必要ですか。

A:単願推薦は、公立の発表より前に手続き期限が来ます。併願は、公立の発表後に手続きできる期限を設けている学校が多くあります。期限は学校で違うので、受ける学校すべての期限を並べて確認しましょう。

Q:複数の私立の前期入試を、同じ日に受けられますか。

A:試験日が重なる学校は、同じ日には受けられません。前期選抜は1月17日・18日に集中するため、第一志望の日程を先に決めると組み立てやすくなります。

Q:私立の個別相談は、いつ頃から行けばよいですか。

A:中学3年生の秋から冬にかけて、学校ごとの個別相談が行われます。内申の見込みを持って行くと、使える方式と基準を具体的に聞けます。持ち物や聞くことは、個別相談の記事にまとめています。

更新日:2026年10月25日。日程・基準は令和9年度(2027年度)入試の募集要項に基づきます。最新の内容は各校の募集要項でご確認ください。

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