芝浦工業大学附属高校に受かるには|偏差値の目安・倍率と入試対策【2027年度】

学校別 合格対策
高校受験 | 東京都 私立 | 2027年度入試
芝浦工業大学附属高校に受かるには
最終更新:2026年10月25日 ※令和9年度募集要項に基づく

結論:芝浦工業大学附属高等学校(東京都江東区豊洲)の2027年度(令和9年度)入試は、推薦入試と芝浦理工系女子推薦入試が1月22日(金)、一般入試が2月10日(水)です。
募集は推薦系・一般とも男女25名ずつで、高校から入る生徒は少人数の狭い枠を競います。
一般入試の筆記は、国語60分(100点)・数学60分(150点)・英語60分(100点・リスニングあり)の3教科と、面接5分です。今年度から数学が1科目に統合されました。
2026年度の一般入試は、受験者130名に対して合格者29名で、実質倍率は4.5倍でした。
偏差値の目安は60〜63前後です。内申よりも当日の学力試験の比重が大きく、数学の出来が合否を左右します。

📌 この記事でわかること

知りたいことこの記事の答え(要点)
試験日は?推薦入試・芝浦理工系女子推薦入試:2027年1月22日(金)/一般入試:2027年2月10日(水)
募集人数は?推薦系:男女25名/一般:男女25名(どちらも高校からの入学枠)
試験科目は?一般:国語・数学・英語(各60分)+面接5分/推薦:数学60分+小論文60分+面接(女子理工系推薦は小論文なし)
倍率は?2026年度 一般4.5倍(受験130名・合格29名)、推薦1.9倍(応募72名・合格37名)
内申の基準は?推薦系のみ。英数理3教科の合計12以上(女子理工系は13以上)、9教科の合計35以上(同37以上)、評定「2」なし
今年度の変更点は?推薦に「芝浦理工系女子推薦入試」を新設/一般の数学を「基礎」「応用」から「数学」60分・150点に統合

🏫 芝浦工業大学附属高等学校とはどんな学校?

芝浦工業大学附属高等学校は、東京都江東区豊洲にある、中高一貫の芝浦工業大学附属中学高等学校の高校部門です。
所在地は〒135-8139 東京都江東区豊洲6-2-7です。
最寄りは、東京メトロ有楽町線の豊洲駅(6b出口から徒歩7分)と、ゆりかもめの新豊洲駅(南口から徒歩1分)で、学校は原則として豊洲駅の利用を案内しています。
高校は2017年(平成29年)に男女共学化しました。
高校の生徒数は、学校が公表している2024年4月1日現在で642人、20クラスです。

項目内容
学校名芝浦工業大学附属中学校・高等学校
所在地東京都江東区豊洲6-2-7
アクセス豊洲駅(有楽町線)徒歩7分/新豊洲駅(ゆりかもめ)徒歩1分
高校の生徒数642人(4年生209人・5年生210人・6年生223人、2024年4月1日現在)
学級数高校20クラス(1年6・2年7・3年7)
男女高校は2017年から共学

※高校の学年は、中学からの一貫生を含めて「4年生・5年生・6年生」と表記されています。高校から入学する生徒向けのカリキュラムが用意されています。

📜 沿革と教育の理念

年できごと
1922年(大正11年)鉄道育英会により「東京鉄道中学校」として設立
1944年(昭和19年)「東京育英中学校」に名称変更
1948年(昭和23年)学制改革により「東京育英高等学校」となる
1954年(昭和29年)学校法人芝浦学園に合流し、「芝浦工業大学高等学校」となる
1982年(昭和57年)中学校を開設し、校地を移転
2017年(平成29年)現在の豊洲に移転し、「芝浦工業大学附属中学校・高等学校」に。高校が男女共学化

教育の理念のキャッチコピーは「世界で活躍し、世界を変える 理工系人材の育成」です。
学校は、東京鐵道中学の開校以来、優秀な国鉄職員を育ててきた伝統を基礎に、現在は芝浦工業大学の附属校として、最先端の理工系教育に取り組むと説明しています。
卒業までに身につける力として、次の4つが示されています。

卒業までに目指す力内容
① 理工系の知識基礎から応用までの知識を修得し、社会の発展に生かす力
② 課題解決社会課題を発見・分析し、主体的に解決に取り組む姿勢
③ グローバル多様な文化や価値観を理解し、協働・実践する力
④ 創造自ら考え、計画・行動し、新たな価値を創造する力

🔬 校風・教育の特色(高校から入る生徒向けの教育)

高校から入学する生徒には、「STEAM型カリキュラム」と「Arts and Tech」が用意されています。
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の5領域のことで、科学・数学の思考力と、技術・工学・芸術のアプローチを組み合わせて学ぶ考え方です。

特色内容
STEAM型カリキュラム5領域を総合的に学ぶ。豊洲移転後にバージョンアップした、芝浦工業大学との連携教育を行う
Arts and Tech高校入学生向けの特別授業で、1年次から3年次まで実施。大学の教授、大学生、大学院生のサポートを受けながら、実際にものづくりを行う
大学との連携高校での学びが、大学や社会とどうつながるかを体感できる
女子生徒への取り組み2027年度入試で「芝浦理工系女子推薦入試」を新設。女子受験生向けの説明会(8月)や、中3女子限定の校長講座(9月)も開かれた

募集要項では、理工系分野で活躍する多様な人材を育てる観点から、性別のバランスにも配慮した選抜を行うと説明されています。
「ものづくり」や「理工系」に興味がある生徒にとって、大学の施設・人材と近い距離で学べる環境が、この学校の最大の魅力です。

🎓 進路と大学合格実績

芝浦工業大学附属高等学校の進路で最も大きいのは、系列の芝浦工業大学への推薦進学です。
学校が公表している進学状況は、次のとおりです。

卒業年芝浦工業大学への推薦進学者数卒業生総数割合
2023年96名200名48.0%
2024年133名219名60.7%
2025年122名221名55.2%
2026年124名206名60.2%

2026年の卒業生の推薦進学先は、工学部、システム理工学部、デザイン工学部、建築学部の4学部にわたっています。
工学部では基幹機械コース10名、システム理工学部では情報課程のIoTコース・ソフトウェアコース・メディアコース・データサイエンスコースが4〜5名ずつ、建築学部ではSA(空間・建築デザイン)コースとUA(都市・建築デザイン)コースが各9名でした。
また、他大学の指定校推薦枠も用意されています。2025年度の枠の一部として、学校は次の数字を公表しています。

区分大学枠(2025年度・一部抜粋)
理系東京理科大学11
理系早稲田大学2
理系上智大学2
理系明治大学1
文系明治学院大学9
文系成城大学3
文系明治大学1

※上の数字は学年全体のものです。高校から入学した生徒だけの内訳は、学校説明会で確認してください。
※数字は学校の公式サイトに掲載されているものです。最新の状況は学校の発表で確認してください。

📅 2027年度(令和9年度)入試の日程

2027年度の入試はすべてWeb出願です。
紙の募集要項の配付はなく、10月下旬以降にWebで掲載される予定と案内されています。
推薦入試・一般入試ともに、中学校の先生や保護者との事前相談は実施されません。

項目推薦入試/芝浦理工系女子推薦入試一般入試
募集人数男女25名(推薦系)男女25名
出願期間(Web)2027年1月15日(金)〜1月19日(火)13:002027年1月25日(月)〜2月5日(金)13:00
試験日2027年1月22日(金)2027年2月10日(水)
合格発表1月22日(金)20:00〜翌12:00(Web)2月10日(水)20:00〜翌12:00(Web)
入学手続1月22日(金)20:00〜1月25日(月)15:002月10日(水)20:00〜2月12日(金)15:00
受験料30,000円30,000円
芝浦工大附属高校 2027年度の入試日程の一覧

合格後の予定として、制服採寸が2027年2月23日(火・祝)の午前、新入生登校日が3月21日(日)の午前と案内されています。
出願は、Web手続のあとに、期間内に書類(調査書や面接票など)を提出する二段階です。
Webの入力だけで終わらないよう、書類の提出期限を必ず手帳に書いておきましょう。

📝 入試区分と出願資格

高校入試は、「推薦入試」「芝浦理工系女子推薦入試」「一般入試」の3つです。
推薦系の2つは、第一志望(専願)が条件で、中学校長の推薦が必要です。

区分出願資格・内申の基準
推薦入試2027年3月中学卒業見込みで本校が第一志望/中学校長の推薦/3年次の英語・数学・理科の5段階評定の合計が12以上/9教科の5段階評定の合計が35以上/評定「2」がない/3年次(4月〜12月末)の欠席が原則5日以内
芝浦理工系女子推薦入試(新設)女子のみ。推薦入試と同じ条件のうち、英語・数学・理科の合計が13以上、9教科の合計が37以上(推薦入試より基準が高い)
一般入試2027年3月中学卒業見込み、または2026年3月卒業の者(内申の点数の基準はなし)

調査書の評定は、3年次の1・2学期の総合評価を使います。
一般入試に内申の点数基準がない点が、この学校の大きな特徴です。
内申が基準に届かない人も、当日の学力で挑戦できます。

🧮 試験科目・時間・配点と合否の決め方

区分試験科目・時間・配点合否の判定
推薦入試数学60分(100点)/小論文60分(50点・600〜800字程度)/個人面接15〜20分数学100点+小論文50点+面接・調査書の記載50点=200点の総合点
芝浦理工系女子推薦入試数学60分(100点)/個人面接15〜20分(小論文なし)数学、面接、調査書の記載をもとに判断
一般入試国語60分(100点)/数学60分(150点)/英語60分(100点・リスニング含む)/個人面接5分学科試験と面接、調査書の記載をもとに総合的に判断。各教科の合格最低点は設けない
350点
一般入試の筆記の満点(国語100点+数学150点+英語100点)。
学校の判定欄には従来の「学科400点満点」の記載が残っています。2027年度の科目配点を足すと350点になるため、募集要項の最新版で確認してください。

今年度の変更点は2つあります。
1つ目は、推薦入試に「芝浦理工系女子推薦入試」が増設されたことです。
2つ目は、一般入試の「数学基礎」と「数学応用」が統合され、「数学」60分の入試になったことです。配点は150点で、100点分が従来の数学基礎、50点分が従来の数学応用にあたると学校が説明しています。

ここが大事:一般入試では、以前は数学応用が100点でした。2027年度は応用にあたる部分が50点分になるため、数学全体で見ると「基礎問題を落とさないこと」の重みが以前より増します。
一方で、数学の配点は150点と、国語・英語の1.5倍です。数学で差がつく構造は変わっていません。

➕ 加算点と出願書類

この学校には、一定の条件を満たすと総合点に加算される制度があります。

区分加算の内容
推薦入試次のA〜Dに該当すると各5点を加算(3項目以上でも最大10点)。A:英検2級以上取得/B:生徒会長の経験/C:中学時の学外の体育活動で都道府県レベル以上の大会ベスト8以上(団体は試合に出場した者)/D:中学時の学外の文化活動で都道府県レベル以上のコンクールで入賞またはそれに相当する成績(団体は参加メンバー)
芝浦理工系女子推薦入試加算要件なし
一般入試生徒会長の経験者は10点加算/推薦入試の不合格者は10点加算(両方に当てはまる場合は20点)

出願書類は、区分ごとに次のように決まっています。書類の多くは、学校指定の様式です。

区分Web出願のあとに提出する書類
推薦入試推薦書(様式1)/調査書/面接票(様式2)/推薦入学試験加算証明書(様式3・該当者のみ)
一般入試調査書(推薦入試で提出済みなら省略可)/面接票(様式4)/一般入学試験加算証明書(様式5・該当者のみ)

加算証明書を出す場合は、証明書類の写しと、概要がわかる資料を必ず添付します。
推薦入試を受けて一般入試にも出願する人は、面接票の「推薦入試受験番号欄」に、推薦入試の受験番号を忘れずに書きましょう。

⏳ 延納・併願のルール

この学校は、一般入試の合格発表が2月10日の夜(20:00)で、入学手続の締切が2月12日(金)15:00です。
国公立高校を併願する受験生のために、延納の制度が用意されています。

項目内容
延納の対象国公立高校の併願者
手続「学費等延納願」を提出する
延納できるもの入学金以外の費用
延納の期限国公立高校の合格発表日の翌日12:00(正午)まで
注意入学金は延納の対象外。詳しくは募集要項と、合格後に配られる書類で確認する

推薦入試は第一志望が条件なので、合格したら入学する前提の受験です。
一般入試は、入学金の納入のタイミングを、公立の発表日と合わせて計画します。
都立高校の入試日程や発表日は、東京都教育委員会の発表で確認してください。

📊 志願状況と倍率(2026年度・2025年度)

以下は、学校が公表している過去の入試結果です。令和9年度(2027年度)の数字ではありません。
2026年度の一般入試は、男子113名・女子18名が応募し、男子24名・女子5名が合格しました。

区分(2026年度)応募者受験者合格者実質倍率
一般入試(2月10日)男子113/女子18男子112/女子18男子24/女子54.5倍
推薦入試(1月22日)男子59/女子13男子59/女子13男子29/女子81.9倍

2025年度(令和7年度)は、日程別の実質倍率が、推薦1.7倍、一般3.7倍でした。
一般入試の合格者最低点(全教科合計)は、2025年度が246点でした。
2026年度は、合格者の全体の最低点として261点が示されています。
2年続けて、一般入試は3倍台後半から4倍台の競争でした。

教科ごとの平均点も公表されています。2026年度(旧方式・各100点満点)は次のとおりです。

教科(2026年度)受験者平均合格者平均差
国語66.175.1+9.0
数学基礎67.181.3+14.2
英語70.781.7+11.0
数学応用38.759.4+20.7

2025年度の合格者平均は、国語63.9、数学基礎79.9、英語78.5、数学応用51.2でした。
2年分を見ると、合格者の平均は、数学基礎と英語が約80点、国語が64〜75点、数学応用が51〜59点です。
受験者と合格者の差が最も大きいのは数学応用で、ここが合否を分けるポイントでした。
一方で、数学基礎と英語は合格者の平均が約80点と高く、基礎の取りこぼしがそのまま不合格につながりやすい構造です。

💴 学費(2026年度入学者の例)

学校が公表している高校入学生の学費は次のとおりです。以下は2026年度入学者の金額です。2027年度の金額は、募集要項や合格後の書類で確認してください。

費目金額(円)
入学金280,000
授業料(年額)496,000
施設設備費(年額)264,000
学年費130,000
その他(スポーツ振興センター掛金、父母の会、同窓会、生徒会)36,820
初年度の合計(消費税なし)1,206,820

入学手続時の納入額は627,820円で、授業料と施設設備費は4期に分けて納め、入学手続時のほか、7月・10月・1月に納入します。
このほかに、学校指定のタブレットPC(約151,000円)の購入が必要です。
高校2年次の秋に海外教育旅行があり、2026年度の見込みの旅費は約450,000円で、高2の7月ごろに必要になります。
寄付金は任意で、1口50,000円です。

📚 教科別の勉強法(数学・英語・国語・小論文・面接)

この学校は、過去問を学校のホームページで公開しています。
2026年度の一般入試(数学基礎・数学応用・英語・国語)と推薦入試の問題・解答用紙・模範解答、英語のリスニング音源が公開され、リスニングは過去数年分の音源とスクリプトも見られます。
学校が出題傾向の文章を公表しているわけではないので、公開されている過去問と、公表されている平均点を手がかりに対策を立てます。

数学(一般入試60分・150点/推薦入試60分・100点)
▼ 出題傾向
受験情報では、基礎にあたる部分は計算、方程式、関数、平面図形・空間図形、確率、資料の整理といった標準的な単元が中心とされています。応用にあたる部分は、関数と図形を軸に、標準問題を組み合わせて考えさせる問題で、2026年度の合格者の平均が59.4点(旧100点満点)と、差がつきました。2027年度から、これらが60分・150点の1科目になります。
▼ 勉強法
配点の大部分を占めるのは、基礎にあたる標準問題です。まず中1〜中3の全範囲の標準問題を、途中式を省かずに解いて、計算ミスをなくします。そのうえで、応用にあたる関数×図形の問題は、「全問を解き切る」のでなく、解ける問題を確実に取り、解けない問題は途中までの式や方針で部分点を狙う練習をします。過去問は60分で解き、基礎で何点、応用で何点取れたかを分けて記録します。
▼ 対策教材
学校公開の過去問(2022〜2026年度分の問題・解答用紙・模範解答)/東京学参の過去問題集「芝浦工業大学附属高等学校 2027年度版」(税込2,970円。一般入試は数学基礎・数学応用・英語・国語が2022〜2026年度、推薦入試は数学・小論文が2024〜2026年度を収録)/「高校入試 塾技100 数学」(文英堂)/「全国高校入試問題正解 分野別過去問題 完全版 数学」(旺文社)
英語(一般入試60分・100点・リスニングあり)
▼ 出題傾向
一般入試の英語にはリスニングが含まれ、学校がリスニングの音源とスクリプトを公開しています。2026年度の合格者の平均は81.7点、2025年度は78.5点と、合格者の得点が高い教科です。長文読解、文法・語法、英作文、リスニングの力をバランスよく求められると考えて対策します。
▼ 勉強法
合格者の平均が約80点なので、「ほかの人が取れる問題を落とさない」ことが一番の対策です。単語と文法を土台に、長文は設問を先に読んでから本文に戻る順で、時間を計って解きます。リスニングは、公開音源を本番どおりに1回聞いて解き、聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認し、音読して耳と口に落とし込みます。英作文は、短い文を正確に書く練習から始めます。
▼ 対策教材
学校公開の過去問と英語リスニング音源・スクリプト/東京学参の過去問題集(上記)/「中学英単語ターゲット1800」(旺文社)で語彙を固める/「全国高校入試問題正解 分野別過去問題 完全版 英語」(旺文社)で長文・英作文を補う
国語(一般入試60分・100点)
▼ 出題傾向
説明文や小説などの読解と、漢字・語句、記述問題が中心と考えられます。2026年度の合格者の平均は75.1点、受験者の平均は66.1点、2025年度は合格者63.9点・受験者55.0点で、年度によって平均点が10点ほど動いています。
▼ 勉強法
読解は、選択肢の正誤を「本文のどこが根拠か」まで押さえて確かめる練習をします。記述は、設問が求める要素を先に抜き出して、字数に合わせてまとめる型を固めます。漢字・語句・文法は、毎日の短時間学習で取りこぼしを防ぎます。60分を、読解に使う時間と、知識問題・見直しに使う時間にあらかじめ分けて、過去問で試しましょう。
▼ 対策教材
学校公開の国語の過去問(2026年度)/東京学参の過去問題集(上記)/「全国高校入試問題正解 分野別過去問題 完全版 国語」(旺文社)
小論文(推薦入試60分・50点・600〜800字程度)
▼ 出題傾向
推薦入試だけの科目です。60分で600〜800字程度を書きます。学校は、2025年度・2026年度の推薦入試の問題・解答用紙・模範解答を、過去問として公開しています。女子理工系推薦入試では課されません。
▼ 勉強法
「結論→理由→具体例→まとめ」の型で、まず制限時間内に最後まで書き切る練習をします。理工系への関心や、これまでの経験と結びつけて書くと、内容に説得力が出ます。書いたものは、第三者に添削してもらい、字数・誤字・論理のつながりを直します。
▼ 対策教材
学校公開の推薦入試の小論文の過去問と模範解答/東京学参の過去問題集(推薦入試の数学・小論文は2024〜2026年度を収録)
面接(推薦15〜20分・一般5分)
▼ 出題傾向
生徒個人面接です。推薦入試は15〜20分、一般入試は5分と、長さが違います。過去の募集要項では、面接票は受験者本人が黒のボールペンで記入し、記入内容についての質問には学校が答えないとされています。
▼ 勉強法
「なぜ芝浦工大附属なのか」を、学校の特色(STEAM型カリキュラム、Arts and Tech)と、自分の興味や将来の目標を結びつけて、自分の言葉で話せるようにします。「大学の附属だから」だけで終わらせない準備が大切です。
▼ 対策教材
学校説明会や学校見学会で聞いた内容のメモ/面接票(様式2・様式4)の下書きを使った声に出す練習

⏰ いつから何をする?(学年別・月別の目安)

時期やること
中2まで数学の計算・方程式・関数・図形の土台を固める。英単語と文法を毎日少しずつ回す
中3の春〜夏中1〜中3の全範囲の総復習。数学は標準問題を途中式つきで解く習慣をつくる
中3の夏休み説明会・学校見学会に参加。内申の見込みを確認し、推薦か一般かの方向を決める
9月〜10月公開されている過去問を1年分、本番の時間で解いてみて、教科ごとの得点を記録する
11月〜12月過去問を3年分以上に広げ、リスニングを毎日聞く。推薦なら小論文の練習と面接票の下書き
1月上旬推薦入試の出願(1月15日〜19日)。一般入試は、過去問の失点原因を分類して弱点を潰す
1月22日推薦入試・芝浦理工系女子推薦入試。不合格でも、一般入試に10点の加算がある
1月25日〜2月5日一般入試のWeb出願。書類(調査書・面接票)の提出も忘れずに
2月10日一般入試。当日の夜20:00に合格発表、2月12日15:00が手続の締切

2月10日までの時間が長いようで短いのは、数学の応用問題と英語のリスニングに、時間がかかるからです。
遅くとも中3の夏までに、数学の標準問題の総復習を終えておくと、秋から過去問演習に入れます。

📈 内申と当日点の考え方

この学校の内申の使われ方は、入試区分で大きく違います。

区分内申の使われ方
推薦入試出願条件として使う(英数理3教科の合計12以上、9教科の合計35以上、評定「2」なし)。合否の判定にも、調査書の記載が50点分に含まれる
芝浦理工系女子推薦入試出願条件が一段高い(3教科13以上、9教科37以上)。判定は、数学、面接、調査書の記載
一般入試出願に内申の点数基準はない。合否は、学科試験と面接、調査書の記載をもとに総合的に判断

「内申が足りないから受けられない」と諦める必要はありません。
推薦の基準を満たす人は、第一志望ならチャンスが広がります。基準に届かない人は、一般入試で当日の学力に懸けるという選び方ができます。
内申点の計算方法がわからない場合は、当サイトの
内申点の計算早見表(都道府県別)
で確認できます。東京の内申と当日点の考え方は、
東京の内申と都立・私立の併願
も参考にしてください。

🧭 併願の組み立て方

芝浦工業大学附属高校の一般入試は2月10日(水)です。
推薦入試は第一志望(専願)の受験なので、併願の考え方が必要になるのは、主に一般入試を受ける人です。

パターン考え方
推薦で第一志望内申の基準を満たし、第一志望なら、1月22日の推薦入試で受験。合格すれば入学手続は1月25日15:00まで
推薦→一般に挑戦推薦で不合格でも、2月10日の一般入試で10点が加算される。推薦と一般で、数学の対策は共通して使える
一般+国公立の併願国公立高校との併願者は、「学費等延納願」で入学金以外の費用を、公立の発表日の翌日正午まで延納できる
一般+他の私立2月10日は、ほかの私立高校の入試日と重なることがある。日程は各校の募集要項で確認し、第一志望から逆算して組む

偏差値が近い学校として、一般に併願先に挙げられるのは、都立では小松川・城東・白鴎・豊多摩など、私立では東洋・青稜・佼成学園・國學院・成城学園などです。
併願優遇や延納のルールは、学校ごとに違います。
当サイトの
関東の高校入試2027 私立と公立の併願の組み立て方
も参考に、受験校ごとの日程と手続の締切を、カレンダーに書き出してみましょう。

👨‍👩‍👧 保護者のよくある3つの疑問

① 内申が足りなくても受けられますか?
一般入試には、内申の点数基準がありません。2027年3月に中学卒業見込みであれば、出願できます。
推薦入試・芝浦理工系女子推薦入試は、内申の基準を満たしたうえで、第一志望であることが条件です。

② 芝浦工業大学へは、全員が進学できますか?
学校の公表では、芝浦工業大学への推薦進学者は、2026年の卒業生206名のうち124名(60.2%)でした。
推薦進学の人数や割合は年度で変わり、他大学を目指す生徒もいます。高校から入った生徒の内訳は、説明会で確認しましょう。

③ 入学後に、学力の差でついていけなくなりませんか?
高校から入学する生徒向けに、STEAM型カリキュラムやArts and Techといった、高校入学生向けの教育が用意されています。
入学前に、数学・英語の基礎を固めておくと、入学後のスタートが楽になります。

🗓️ 説明会・学校見学会の日程(2026年度)

学校の公式サイトに掲載されている、これからの高校入試関連の行事は次のとおりです。予約が必要な行事は、イベント実施日の1か月前の21時から、学校のネット予約ページで受け付けます。

日付行事備考
11月6日(金)・13日(金)・18日(水)・25日(水)・30日(月)教員による学校見学会【11月】各回13:30〜14:45。ミニ学校説明と施設見学。要予約
11月28日(土)高校説明会【来校型】第3回10:30〜12:30。校長挨拶・教育内容・生徒インタビュー。要予約
11月3日(火・祝)SHIBAURA DAY 第2回《秋》中学1〜3年生が対象の授業体験。要予約

日程や予約方法は変更されることがあります。必ず学校の公式サイトの最新情報で確認してください。
説明会では、入試の概要に加えて、過去問の活用法や、高校入学生のカリキュラムについても聞けます。

🎯 エスペランサアカデミーの芝浦工大附属対策

エスペランサアカデミーは、オンラインで指導するプロ家庭教師のセンターです。
芝浦工大附属の入試は、数学の配点が高く、基礎の取りこぼしが合否に直結する一方で、応用でも差がつきます。
公開されている過去問と、公表されている平均点を使って、教科ごとの目標点を決めるところから一緒に進めます。

対策内容
受験方法の整理内申の見込みから、推薦入試・芝浦理工系女子推薦入試・一般入試のどれが現実的かを整理する
数学の得点設計基礎問題で落とさない力と、応用問題で部分点を拾う答案の書き方を、過去問で一緒に練習する
英語・リスニング公開音源を使って、聞く・スクリプトで確認する・音読する、の手順を習慣にする
国語・小論文記述の型を固める。推薦入試では、小論文を書いた答案を添削し、面接票の下書きも見直す
併願と日程の設計国公立・他の私立との日程と手続の締切を整理し、延納の使い方も含めて計画を立てる

学習状況をうかがったうえで、いまの学力と志望校までの距離を一緒に整理します。
初回体験授業(60分)は無料です。無料の学習相談もあります。

✅ まとめ

芝浦工業大学附属高等学校の2027年度入試は、推薦入試・芝浦理工系女子推薦入試が1月22日(金)、一般入試が2月10日(水)です。
一般入試は、国語・数学・英語が各60分で、数学は150点に統合されました。面接は5分です。
2026年度の一般入試の実質倍率は4.5倍。合格者平均は、数学基礎と英語が約80点と高く、数学応用で差がつきました。
一般入試に内申の点数基準はなく、推薦入試は英数理3教科12以上・9教科35以上が出願の条件です。
偏差値の目安は60〜63前後です。最新の日程・配点・金額は、必ず学校の募集要項で確認してください。

❓ よくある質問(FAQ)

Q:芝浦工業大学附属高校は共学ですか?
A:高校は2017年から男女共学です。2027年度入試は、推薦入試・一般入試が男女25名ずつの募集で、女子を対象にした芝浦理工系女子推薦入試も新設されました。
Q:一般入試の試験科目と時間は?
A:国語60分(100点)、数学60分(150点)、英語60分(100点・リスニング含む)の3教科と、面接5分です。
Q:内申点が低くても受験できますか?
A:一般入試には内申の点数基準がありません。推薦入試は、英語・数学・理科の合計12以上、9教科の合計35以上、評定「2」がないことなどが条件です。
Q:過去問は手に入りますか?
A:学校のホームページで、2026年度の一般入試と推薦入試の問題・解答・模範解答、英語リスニング音源が公開されています。東京学参から、2027年度版の過去問題集も出ています。
Q:公立高校と併願できますか?
A:一般入試は、国公立高校の併願者が「学費等延納願」を出すと、入学金以外の費用を国公立の合格発表日の翌日12:00まで延納できます。推薦入試は第一志望が条件です。
Q:偏差値はどのくらいですか?
A:目安は60〜63前後です。年度の倍率や問題の難しさで変わるため、模試の結果と、過去問の得点で判断してください。

最終更新:2026年10月25日。令和9年度(2027年度)の高校募集要項(学校公式サイトの高校入試生徒募集概要)に基づいて作成しています。日程・金額は変更される場合があるため、出願前に必ず学校公式サイトで最新情報を確認してください。

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