結論:米子松蔭高等学校の入試の要点
- 令和9年度の前期入試は1月8日、後期入試は1月28日です。
- 募集は普通科255名(特別進学α30・β30、進学35、総合選択160)です。
- 一般入試は5教科で、英検の加点(3級5点〜2級以上15点)があります。
- 県立高校の発表(3月15日)後に、最終入学金の期限(3月20日)があります。
必ず学校の公式情報で確認してください。
🏫 米子松蔭高等学校とはどんな学校か
米子松蔭高等学校は、鳥取県米子市二本木にある私立の高校です。学校法人米子永島学園が運営していて、学科は普通科だけです。普通科の中に「特別進学コース」「進学コース」「総合選択コース」の3つのコースがあります。
この記事では、令和9年度(2027年度)の入試について、学校が公表した生徒募集要項や学校案内をもとに説明します。日程、コースごとの定員、試験の中身、お金、公立高校との組み合わせ方まで、順番に見ていきます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 米子松蔭高等学校(学校法人 米子永島学園) |
| 所在地 | 〒689-3541 鳥取県米子市二本木316番地1 |
| 電話 | 0859-27-0421(入試事務室) |
| 学科 | 普通科(特別進学コース、進学コース、総合選択コース) |
| 令和9年度の募集定員 | 255名(コースごとの内訳は下の表) |
| 在籍している生徒数 | 638名(2026年5月1日現在) |
コースと募集定員
特別進学コースは「α(アルファ)」と「β(ベータ)」の2つに分かれて募集します。コースごとの募集定員は次のとおりです。
| コース | 令和9年度の募集定員 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 特別進学コースα | 30名 | 高い目標に向けて、努力を積み重ねていくコース |
| 特別進学コースβ | 30名 | 自分の可能性や才能を伸ばしていくコース |
| 進学コース | 35名 | 部活動と両立しながら、大学進学や幅広い可能性を探るコース |
| 総合選択コース | 160名 | 2年次から興味のある分野を選んで学ぶコース |
合計は、30名+30名+35名+160名で、255名です。総合選択コースが全体の半分以上を占めています。
通学のしかた
最寄り駅はJR伯耆大山駅で、学校の案内では駅から徒歩約10分です。バスを使う場合は、日本交通バスの美濃バス停(下市線)から徒歩約10分、浦津入口バス停(本宮大山線)から徒歩約15分です。
- 車での送迎は、原則として禁止されています。送迎が必要な場合は、学校に許可の申請が必要です。
- 遠くから通う人のために、寮の「松風寮」があります(2022年に開設し、2025年に増設されました)。入寮の条件や費用は、募集要項や学校の案内で確認してください。
コース別の在籍数
学校が公表している2026年5月1日現在の在籍数です。入学定員とは数え方が違うため、表の数字は参考として見てください。
| 学年 | 特別進学 | 進学 | 総合選択 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1年 | 30名 | 67名 | 142名 | 239名 |
| 2年 | 34名 | 50名 | 130名 | 214名 |
| 3年 | 31名 | 42名 | 112名 | 185名 |
| 合計 | 95名 | 159名 | 384名 | 638名 |
📜 歴史と教育方針
米子松蔭高等学校は、1955年に米子市蚊屋で開校した「米子高等経理学校」が始まりです。その後、学校の名前や場所、学科は何度も変わってきました。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1955年 | 米子市蚊屋に「米子高等経理学校」として開校 |
| 1962年 | 学校教育法にもとづく高等学校「米子商業高等学校」に改組し、伯耆大山駅の北側に移転 |
| 1970年 | 現在の米子市二本木に新しい校舎を建て、同年11月に全面移転 |
| 2001年 | 校名を「米子松蔭高等学校」に変更 |
| 2010年 | 学科・コースを再編 |
| 2018年 | 商業学科の募集を停止し、普通科(特別進学コースα・β、進学コース、総合選択コース)に再編 |
| 2022年 | 寮「松風寮」を開設 |
| 2025年 | 松風寮を増設し、創立70周年の記念式典を実施 |
もとは商業の学校だったため、今も簿記やビジネス文書などの検定に力を入れる講座や、商業技術部などの活動が続いています。
建学の精神と校訓
学校は建学の精神として「実社会に貢献してゆく人間の育成」を掲げています。校訓は「誠実・力行・明朗・率直」の4つです。
教育方針(7項目)
学校が公表している教育方針は、次の7つです。入学後の指導がどんな方向を向いているかを知る手がかりになります。
| 方針 | 内容(学校の説明をやさしく言いかえました) |
|---|---|
| 自主自立の精神 | 責任と義務を大切にして、自分で目標に向かう心を育てる |
| 人間性の陶冶(とうや) | 規律を守り、人の苦しみや悲しみを理解して行動できる人を目指す |
| 勤労を尊重する精神 | 職業や働くことの意味を理解し、社会に貢献しようとする意欲を育てる |
| 進路指導の充実 | 興味・適性・能力を大切にして、合った進路を選べるよう指導する |
| 学習指導の充実 | わかりやすい授業を心がけ、生徒に合った指導を行う |
| 生徒指導の充実 | 服装や身だしなみなど、規律ある生活態度を身につけさせる |
| 部活動の充実 | 顧問と生徒が目標に向かって努力し、協調性や責任感、忍耐力を養う |
学校は、入学してほしい生徒像として「各コースの特性を理解し、進路実現に向けて学び成長しようとする人」「社会との関わりを意識し、他者を思いやれる人」「他者と協力しながら物事を進められる人」を示しています。面接や自己推薦書では、こうした点を自分の言葉で話せると伝わりやすくなります。
🎓 学科・コースの特徴
米子松蔭の普通科は、「入学後に進路に合わせて科目を選べる普通科」と説明されています。1年次は国語や数学などの基礎学力を身につけ、2年次から各コースの特色ある科目を学びます。
| コース | どんな人に向いているか | 学びの特色 |
|---|---|---|
| 特別進学コース(αとβ) | 大学への現役合格を目指し、勉強を中心に高校生活を送りたい人 | 進路の目標を絞って学習に取り組みます。放課後の特別講座「SHOIN+」で、受験国語・受験数学・受験英語・受験理科の講座を受けられます。 |
| 進学コース | 部活動も勉強も本気で取り組みたい人。大学・短大・専門学校・公務員など進路を広く考えたい人 | 部活動と両立しながら大学進学や幅広い可能性を探ります。普通科のカリキュラムは、就職と進学の両方に対応していると学校は説明しています。 |
| 総合選択コース | 得意なことや興味のある分野を見つけて、社会で活かしたい人 | 2年次から4つの「関連選択」に分かれて学びます。 |
特別進学コースのαとβ
αは「高い目標に向けて、努力を積み重ねていくこと」、βは「自分の可能性や才能を伸ばしていくこと」を大切にするコースと紹介されています。どちらも大学への現役合格を目指す点は同じです。特別進学コースは、前期の一般入試でも、推薦系の入試でも募集されます。
総合選択コースの4つの関連選択
| 関連選択 | 学校の説明 |
|---|---|
| ビジネス関連選択 | 社会の仕組みを先取りして知り、働く姿をイメージする |
| 生活関連選択 | 暮らしに役立つ知識と技術を学び、自立への一歩を目指す |
| 情報関連選択 | 情報社会の最先端を学ぶ |
| アート関連選択 | 伝えたい思いや情熱を作品にこめる力を養う |
関連選択は2年次から分かれます。入試の時点で決める必要があるのかどうかや、選択科目の細かい内容は、学校説明会や個別相談会で聞くのがおすすめです。
コース選びで迷ったら
- 勉強の時間を長くとりたい、難関の大学も考えている → 特別進学コース
- 部活動を続けながら、進学も就職も選べるようにしたい → 進学コース
- やりたい分野がある、資格や技術を身につけたい → 総合選択コース
コースによって入試の受け方(前期か後期か、どの入試区分か)が変わります。次の「入試の種類と日程」で対応を見て、受けたいコースに合った受け方を選びましょう。
🎒 学校生活・部活動
米子松蔭は部活動がさかんで、運動部と文化部を合わせて30を超える部があります。学校の部活動のページに載っている部は、次のとおりです。
| 区分 | 部の名前 |
|---|---|
| 運動部 | サッカー部、体操部、剣道部、男子ソフトテニス部、女子ソフトテニス部、男子ソフトボール部、女子ソフトボール部、硬式野球部、男子バドミントン部、女子バドミントン部、陸上競技部、卓球部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、女子バレーボール部 |
| 文化部 | 書道部、茶道部、華道部、美術部、漫画研究部、吹奏楽部、写真部、ダンス部、商業技術部、図書部、英会話部、演劇部、インターアクトクラブ、eスポーツ部、マネーマネジメント部、広報PR部、自然科学部 |
学校の主な実績
- 硬式野球部は、甲子園に1988年夏、1992年春、2000年夏、2017年夏、2025年春(選抜大会)に出場しています。
- 駅伝は、全国大会に1986年と1998年(男女)、2000年(女子は8位)、2024年(男子)に出場しています。
- 2026年10月には、商業技術部が珠算競技の部で団体優勝、電卓競技の部で3位になりました。
部活動の入部の仕方や、スポーツで入学する場合の「部活動特待生」のような制度は、募集要項の奨学制度で確認してください。技能奨学生に申し込む人は、Web出願のときに申請する決まりです。
放課後の特別講座「SHOIN+」
SHOIN+(ショウイン・プラス)は、2024年5月に始まった放課後の講座です。授業とは別に、自分で受けたい講座を選んで受けます。
| 対象 | 講座の例 |
|---|---|
| 特別進学コース | 受験国語、受験数学、受験英語、受験理科 |
| 進学コース・総合選択コース | 公務員試験対策、公務員の作文・小論文対策、就職試験の面接やSPI対策、英検対策、日本語講座(N5〜N1)、漢字検定、全商簿記2級、サービス接遇検定、ビジネス文書実務検定 |
| 趣味や創作 | 楽器の「SHOIN K-ON CLUB」、イラスト、消しゴムはんこ、編み物 |
講座の内容は変わることがあると、学校が案内しています。開講の曜日や時間は、見学のときに聞いてみましょう。
そのほかの取り組み
学校のサイトには「トビタテ松蔭プロジェクト」「チャレンジ松蔭プロジェクト」というページがあります。チャレンジ松蔭プロジェクトは、各種検定で一定の級や段を取った人に、上限5,000円の支援がある制度です(令和9年度の募集要項による)。
📊 偏差値・難易度の見方
偏差値は、模試を受けた人の中で自分がどのくらいの位置にいるかを表す数字です。ただし、模試の会社や、情報をのせるサイトによって、同じ学校でも数字がちがいます。
この記事では、数字をひとつだけのせることはしません。数字ひとつで「受かる・受からない」を決めてしまうと、コース選びや併願校の選び方をまちがえやすいからです。そのかわりに、米子松蔭の入試で何が見られるのかを整理します。
入試で見られること
| 入試の種類 | 主に見られること |
|---|---|
| 前期の一般入試 | 国語・数学・社会・理科・英語の5教科の学力検査と、書類選考 |
| 後期の一般入試 | 5教科の中で点数の高い3教科の合計と、書類選考 |
| 学校推薦・自己推薦 | 書類選考、面接、作文(400字以上600字以下) |
一般入試は、学力検査の点数が合否の中心になります。推薦系の入試は、テストの点数よりも、書類・面接・作文で「どんな人か」が見られます。同じ学校でも、受け方によって準備することが大きく変わります。
自分の位置を知る方法
- 中3の模試の結果を、志望コース(特別進学・進学・総合選択)ごとに見くらべる。
- 学校説明会や個別相談会で、自分の成績で受けられる入試区分を聞く。
- 推薦を考える場合は、中学校の先生に「推薦基準」に当てはまるかを早めに相談する。推薦基準は、5段階評定の合計などで決まっています(数字は募集要項で確認)。
推薦基準の数字は、コースごとに違います。この記事では間違いを避けるため、数字そのものは書きません。募集要項の「推薦基準」の欄を、中学校の先生といっしょに見てください。
📝 入試の種類と日程(令和9年度)
令和9年度の入試は、前期、後期、そして救済入試の3つの時期にわかれています。まず全体の日程を見ましょう。
| 時期 | 試験日 | 合格発表 | 受けられるコース・入試 |
|---|---|---|---|
| 前期入試 | 2027年1月8日(金) | 1月15日(金) | 学校推薦、自己推薦Ⅰ(全コース)。一般入試(特別進学コースα・β、進学コース) |
| 後期入試 | 2027年1月28日(木) | 2月5日(金) | 自己推薦Ⅱ(全コース)。一般入試(進学コース、総合選択コース) |
| 救済入試 | 2027年2月13日(土) | 2月16日(火) | 後期入試を受けられなかった人 |

入試の名前が似ているので、ここで言葉を整理します。「学校推薦」は中学校長の推薦をもらって受ける入試です。「自己推薦」は、自分の活動やがんばりを書いた自己推薦書を出して受ける入試です。「一般入試」は、5教科の学力検査を受ける入試です。「救済入試」は、病気などで後期入試を受けられなかった人のための入試です。
出願から合格発表までの流れ
出願は、インターネットで情報を入力し、受験料を払ったうえで、書類を学校に出す形です。前期と後期で期間が違います。
| 前期入試 | 後期入試 | |
|---|---|---|
| Web入力と受験料の支払い | 2026年12月1日(火)〜12月24日(木) | 2026年12月1日(火)〜2027年1月19日(火) |
| 書類を窓口で出す | 12月28日(月)、1月4日(月)、1月5日(火)の9:00〜16:30(最終日は12:00まで) | 1月20日(水)、1月21日(木)、1月22日(金)の9:00〜16:30(最終日は12:00まで) |
| 書類を郵送で出す | 2027年1月5日(火)必着 | 2027年1月22日(金)必着 |
| 試験日 | 1月8日(金) | 1月28日(木) |
| 合格発表 | 1月15日(金) | 2月5日(金) |
| 一次手続(入学金の一部を払う) | 1月15日(金)〜1月20日(水) | 2月5日(金)〜2月10日(水) |
救済入試の一次手続は、2月16日(火)〜2月19日(金)です。
出願の資格
- 一般入試:2027年3月に中学校を卒業する見込みの人、または中学校を卒業した人。
- 学校推薦:中学校長の推薦があり、学校の推薦基準を満たしていて、この学校を専願で受ける人。
- 自己推薦Ⅰ:この学校を専願で受け、コースの特徴に向けて努力を続けられる人。自己推薦書で示せる活動があること。
- 自己推薦Ⅱ:併願で受けられます。第3学年の1学期または2学期の9教科の評定の合計が25以上を目安とし、自己推薦書で示せる活動があること。
- 救済入試:感染症、発熱、月経随伴症状などで後期入試を受けられなかった人。中学校を通して申請します。
「専願」とは、合格したらこの学校に入学すると約束して受ける受験の方法です。「併願」は、公立高校など他の学校も受けて、結果を見てから進学先を決める受験の方法です。
試験科目と時間
| 入試 | 試験の内容 |
|---|---|
| 前期の一般入試 | 国語50分、数学50分、社会50分、理科50分、英語60分(各50点満点、合計250点)と書類選考 |
| 後期の一般入試 | 国語・数学・社会・理科・英語の5教科のうち、点数の高い3教科の合計と書類選考。残りの2教科は、入学後の指導の参考として使われる |
| 学校推薦、自己推薦Ⅰ・Ⅱ | 書類選考、面接、作文(400字以上600字以下、50分)。令和9年度の作文のテーマは「失敗を乗り越えた経験と、そこから学んだこと」 |
| 救済入試 | 国語・数学・英語(50分)の得点と、面接、書類選考 |
英検の加点
加点とは、入試の点数に上乗せされる点のことです。前期と後期の一般入試では、実用英語技能検定(英検)の級に応じて点が加わります。ただし、合計点が満点を超えない範囲です。
| 持っている級 | 加点 |
|---|---|
| 3級 | 5点 |
| 準2級 | 10点 |
| 2級以上 | 15点 |
🤝 併願の扱い
米子松蔭の入試は、受け方によって専願と併願が分かれています。公立高校との組み合わせを考えるときは、ここがいちばん大切です。
| 入試 | 専願か併願か |
|---|---|
| 学校推薦 | 専願 |
| 自己推薦Ⅰ | 専願 |
| 自己推薦Ⅱ(後期) | 併願ができる |
| 前期の一般入試 | 併願 |
| 後期の一般入試 | 併願 |
専願への切りかえ
ほかの学校も受けている併願の合格者が、あとから米子松蔭に専願で入ることに変更すると、合格として扱われます。この変更をするには、一次手続の期間のうちに「専願切替申込書」を郵送します。切替申込書は、2月10日(水)の消印まで有効です。
専願に切りかえると、最終入学金が10,000円安くなる決まりがあります(くわしくは、次の「入学時にかかるお金」で説明します)。
前期と後期の両方を受ける場合
- 前期入試に出願した人が、後期入試も受ける場合は、出願の情報をあらためて登録します。
- そのとき、受験料をもう一度払う必要はありません。
公立高校の再募集に出願する場合
県立高校の再募集に出願するために、米子松蔭への入学を辞退する場合は、「入学辞退届」を出します。期限は2027年3月20日(土)の10:00までで、中学校を通して提出します。
入学前の相談会と説明会
| 行事 | 日時 |
|---|---|
| 入学事前相談会(併願合格者が対象) | 2027年3月17日(水) |
| 最終の入学手続(二次手続) | 2027年3月20日(土)10:00まで |
| 新入生入学説明会 | 2027年3月20日(土)13:00受付 |
💴 入学時にかかるお金
米子松蔭の入試では、受験のときと、入学を決めるときに、次のお金がかかります。金額は令和9年度の生徒募集要項にもとづいています。
| 費用 | 金額 | いつ払うか |
|---|---|---|
| 受験料(検定料) | 1回の受験につき15,000円(Web決済の手数料は学校が負担) | Web出願の入力期間中 |
| 一次入学金 | 20,000円 | 前期は1月15日〜20日、後期は2月5日〜10日、救済は2月16日〜19日 |
| 最終入学金(二次) | 90,000円(専願で合格した人は80,000円) | 2027年3月20日(土)10:00まで |

入学金は、一度払うと返してもらえません。公立高校を本命にしている人は、とくに注意してください。公立の合格発表(3月15日)のあとに、3月20日の期限までに最終の判断をする流れになります。
入学後の毎月のお金
入学後は、授業料のほか、教育振興充実費、生徒会費、松萌(しょうほう)会費、図書費などがかかります。国の「高等学校等就学支援金」の制度があり、授業料が支援されます。ただし対象にならない場合もあります。鳥取県にも、私立高校に通う生徒を支援する制度があります。
月々の金額は年度によって変わるため、この記事では書きません。令和9年度の募集要項の「納付金」の欄を確認してください。教科の活動にかかる費用は、これとは別です。
奨学生の制度
米子松蔭には、入学するときに受けられる奨学金や、お金の負担を軽くする制度が用意されています。
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 特別奨学生(AとB) | 専願で合格した人のうち、部活動・文化芸術・スポーツなどで優れた実績があり、入学後も続ける人などが対象です。 |
| 学業奨学生(AとB) | 学校推薦・自己推薦で合格した人で、5教科の評定が一定以上の人、または一般入試の結果が特に優秀な人が対象です。 |
| 技能奨学生(AとB) | 入学後の活動の成績などによります。Web出願のときに申請します。 |
| 専願入学制度 | 自己推薦または一般入試に専願で合格した人は、入学金が10,000円安くなります(ほかの奨学金とも組み合わせられます)。 |
| 兄弟姉妹の制度 | 兄または姉が在学している場合、教育振興充実費が免除されます。 |
| 通学の補助 | 自宅外から通学する人への補助や、定期券代の一部を補助する制度があります。 |
奨学生の条件の細かい数字は、募集要項の原本で確認してください。出願のときに申請が必要なものもあります。
📚 科目別の対策
一般入試は5教科です。前期は5教科すべての合計で、後期は点数の高い3教科の合計で見られます。この違いを知っておくと、勉強の組み立てがかわります。
前期の一般入試に向けて
前期は、国語・数学・社会・理科が各50分、英語が60分で、どの教科も50点満点です。5教科の合計は250点です。
- 1教科でも大きく落とすと、合計に響きます。得意な教科で稼ぐより、苦手な教科を平均まで引き上げるほうが、点数が安定します。
- 英検3級以上を持っていると、5点から15点の加点があります。加点は合計点に上乗せされるので、持っている人は願書に忘れずに書きましょう。
後期の一般入試に向けて
後期は、5教科のうち点数の高い3教科の合計で見られます。残りの2教科は、入学後の指導の参考として使われます。
- 自分の得意な3教科が決まっているなら、その3教科の点数をとことん伸ばす作戦が立てられます。
- どの3教科が選ばれるかは、受けた結果で決まるので、どの教科も最後まであきらめないことが大切です。わからない問題でも、書けるところまで書ききる練習をしましょう。
教科ごとの勉強のポイント
| 教科 | 試験時間 | 準備のしかた |
|---|---|---|
| 国語 | 50分 | 漢字と語句を毎日少しずつ。長い文章を50分の中で読み切る練習をします。 |
| 数学 | 50分 | 計算の正確さが土台です。教科書の例題と、同じ型の問題を解き直して、ミスの原因をノートに書きます。 |
| 社会 | 50分 | 年表や地図を使い、用語をつなげて覚えます。地理・歴史・公民の3分野を均等に。 |
| 理科 | 50分 | 実験や観察の問題は、手順と結果の意味を説明できるようにします。 |
| 英語 | 60分 | 他の教科より10分長いので、長文を読む時間を確保します。英検の対策がそのまま役に立ちます。 |
推薦系の入試(作文と面接)の準備
学校推薦と自己推薦では、作文と面接があります。作文は400字以上600字以下を50分で書きます。令和9年度のテーマは「失敗を乗り越えた経験と、そこから学んだこと」です。
- 失敗した出来事、そのときの気持ち、どう乗り越えたか、そこから学んだことの順に4つに分けて、メモを作ってから書き始める。
- 最初の1文で、何の話かがわかるようにする。
- 最後に、高校生活でその学びをどう活かしたいかをつなげる。
面接では、志望理由や自己アピールが聞かれることが多いです。中学校の先生や家の人に聞き役になってもらい、声に出して話す練習をしましょう。自己推薦書に書いた活動については、くわしく話せるようにしておきます。
🎓 進学・就職の状況
米子松蔭の2026年3月の卒業者は242人でした。内訳は、特別進学コース33人、進学コース45人、総合選択コース164人です。そのうち、進学した人が159人、就職した人が83人です。
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 卒業者(2026年3月) | 242人 |
| 進学者 | 159人 |
| 就職者 | 83人 |
大学や短大、専門学校に進む人が多い一方で、就職する人も3人に1人ほどいます。普通科のみになった今も、就職の道が開かれているのが特徴です。
学校のQ&Aから
- 普通科の学習スピードについていけるか:3年間の学習計画に沿って授業が進むので、極端に早いということはなく、各教科の学習計画表も配られると、学校は説明しています。
- 就職はできるのか:多くの企業と長年の信頼関係があり、県内でもトップクラスの就職内定率だと、学校は紹介しています。
- 就職希望で入ったあとに進学へ切りかえられるか:カリキュラムは就職と進学の両方に対応していて、3年間の中で進路を考えて選べると、学校は説明しています。
- 短大・専門学校への進学:担当の先生が説明会に積極的に参加して、最新の情報を取り入れていると、学校は説明しています。
志望する大学名や就職先ごとの人数は、学校の「進路実績」のページで年度ごとに公開されています。気になる進路がある人は、見学のときにそのページを見ながら質問してみましょう。
🧭 公立高校との併願の組み方
鳥取県の公立高校の入試は、米子松蔭の入試よりあとにあります。まず令和9年度の県立高校の日程を見ましょう。
| 内容 | 日にち |
|---|---|
| 特色入試の出願 | 2027年1月25日(月)〜1月26日(火)正午 |
| 特色入試の検査 | 2月2日(火) |
| 特色入試の合格発表 | 2月9日(火) |
| 一般入試の出願 | 2月15日(月)〜2月17日(水)正午 |
| 一般入試の学力検査 | 3月4日(木)・5日(金) |
| 追検査 | 3月10日(水) |
| 一般入試の合格発表 | 3月15日(月) |
県立高校の日程は、鳥取県教育委員会の発表にもとづきます。最新の内容は、県教育委員会の「入学者選抜方針」と「高校ガイド」でも確認してください。
米子松蔭の日程と並べると
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 1月8日 | 米子松蔭の前期入試 |
| 1月15日 | 前期の合格発表 |
| 1月28日 | 米子松蔭の後期入試 |
| 2月5日 | 後期の合格発表 |
| 2月13日 | 救済入試 |
| 3月4日・5日 | 県立高校の一般入試の学力検査 |
| 3月15日 | 県立高校の合格発表 |
| 3月20日10:00 | 米子松蔭の最終入学金の期限 |
この表からわかるのは、県立高校の合格発表(3月15日)のあとでも、米子松蔭の最終入学金の期限(3月20日)まで5日あることです。併願で合格した人は、県立高校の結果を見てから、進学先を決められます。
3つの組み合わせ方
| 考え方 | 受け方の例 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 公立を第一志望にして、私立を安全のために確保したい | 併願で受けられる一般入試(前期または後期) | 公立の結果を見てから決める。最終入学金(90,000円)を払ったあとは返らない。 |
| 米子松蔭を第一志望にしたい | 専願で受けられる学校推薦または自己推薦Ⅰ | 合格したら入学する約束になる。公立との組み合わせ方は、中学校の先生と相談する。 |
| まず併願で受けて、よければ専願に切りかえたい | 併願で合格したあと、一次手続の期間内に専願切替 | 切替申込書は2月10日(水)の消印まで。専願にすると最終入学金が80,000円になる。 |
どの方法がよいかは、中学校の先生や家の人との面談で決めます。公立の特色入試を受ける人は、2月9日の発表を見てから、米子松蔭の後期入試や専願切替を考えることもできます。
🗓️ 中3のスケジュール
中3の1年間の動きを、米子松蔭の令和9年度入試に合わせてまとめます。学校の説明会などの日程は毎年変わるので、学校のホームページで最新の情報を確認してください。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 4月〜7月 | 志望校の候補を3〜5校に絞る。1学期の成績を整理し、苦手教科の復習を始める。 |
| 夏休み | 学校のオープンスクールや見学会に参加し、コースの雰囲気を知る。5教科の総復習をする。 |
| 9月〜10月 | 1学期・2学期の評定が出そろう(自己推薦Ⅱの目安に使われる)。模試を受けて、志望コースの目安と見くらべる。 |
| 11月 | 中学校の先生と、受け方(専願か併願か、前期か後期か)を相談する。令和9年度の生徒募集要項を手に入れて読む。 |
| 12月1日〜 | Webで出願情報の入力を始める。前期に出願する人は、12月24日までに受験料を払う。 |
| 12月28日〜1月5日 | 前期の書類を窓口に出す、または郵送で1月5日必着。 |
| 1月8日 | 前期入試。 |
| 1月15日〜1月20日 | 前期の合格者は、一次入学金の手続き。 |
| 1月19日〜1月22日 | 後期の出願の締め切りが近づく(受験料の支払いは1月19日まで、書類は1月22日まで)。 |
| 1月28日 | 後期入試。 |
| 2月5日〜2月10日 | 後期の合格発表と一次手続。専願切替は2月10日の消印まで。 |
| 3月4日・5日・15日 | 県立高校の学力検査と、合格発表。 |
| 3月20日 | 米子松蔭の最終入学金の期限(10:00まで)。 |
12月から1月は、出願の入力、受験料の支払い、書類の提出と、やることが続きます。期限を一覧にして、家の目につくところに貼っておくと安心です。
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鳥取県の高校入試に対応しており、鳥取県内のどこからでも自宅で受講できます。
近くに合う塾が見つからないご家庭や、部活動で通塾の時間がとりにくいお子さまにも向いています。
米子松蔭高校を目指すお子さまには、模試と過去問の答案を1問ずつ見て、「知らなかった」「ミスをした」「時間が足りなかった」のどれで点を落としているかを分けます。
そのうえで、評定と当日点のどちらを先に伸ばすべきかを決め、入試日から逆算した計画をつくります。
結果は毎回、科目別・単元別に分析して、次の模試までの課題にします。
米子松蔭高校の科目に合わせて、穴をなくします。
🎯 まとめ
米子松蔭高等学校の令和9年度入試のポイントをまとめます。
- 学科は普通科で、特別進学コース(α30名、β30名)、進学コース(35名)、総合選択コース(160名)の合計255名を募集します。
- 前期入試は2027年1月8日、後期入試は1月28日、救済入試は2月13日です。
- 一般入試は5教科で、前期は5教科の合計、後期は点数の高い3教科の合計で見られます。英検の加点(3級5点、準2級10点、2級以上15点)があります。
- 学校推薦と自己推薦Ⅰは専願、自己推薦Ⅱと一般入試は併願です。専願への切替は2月10日の消印までです。
- 受験料は15,000円、最終入学金は90,000円(専願は80,000円)で、期限は3月20日10:00です。
県立高校の合格発表は3月15日で、米子松蔭の最終手続の期限より前です。公立高校との併願を考えている人は、この順番をもとに、受け方を選びましょう。
この記事の日程や金額は、学校が公表している令和9年度の生徒募集要項などにもとづいています。出願の前に、学校の最新の募集要項で確認してください。
Q. 米子松蔭高校の令和9年度の試験日はいつですか。
A. 前期入試は2027年1月8日(金)、後期入試は1月28日(木)です。合格発表は前期が1月15日(金)、後期が2月5日(金)です。病気などで後期を受けられなかった人のための救済入試は2月13日(土)に行われます。
Q. 専願と併願のちがいは何ですか。
A. 専願は、合格したらその学校に入学すると約束して受ける方法です。併願は、公立高校など他の学校も受けて、結果を見てから進学先を決める方法です。米子松蔭では、学校推薦と自己推薦Ⅰが専願、自己推薦Ⅱと一般入試が併願です。
Q. 一般入試の科目と配点を教えてください。
A. 前期は国語・数学・社会・理科が各50分、英語が60分で、各50点満点の合計250点と書類選考で判断されます。後期は5教科のうち点数の高い3教科の合計と書類選考で判断されます。
Q. 英検を持っていると有利になりますか。
A. 前期と後期の一般入試で、英検3級は5点、準2級は10点、2級以上は15点が加点されます。ただし、総合点が満点を超えない範囲です。持っている人は、出願のときに忘れず申請しましょう。
Q. 入学金はいくらで、いつ払いますか。
A. まず一次入学金20,000円を、合格発表のあとの決められた期間に払います。残りの最終入学金は90,000円(専願で合格した人は80,000円)で、2027年3月20日(土)の10:00までです。一度払った入学金は返金されません。
Q. 公立高校と併願するときの注意点は?
A. 鳥取県立高校の一般入試の合格発表は3月15日で、米子松蔭の最終入学金の期限は3月20日です。併願で合格した人は、公立の結果を見てから進学先を決められます。専願の入試を考える場合は、中学校の先生と相談しましょう。
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米子松蔭高校まで、いま何点足りないか
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