関東の高校入試2027 私立と公立の併願の組み立て方|東京・神奈川・埼玉・千葉の日程と7つの受験例

関東の高校入試2027 私立と公立の併願の組み立て方|東京・神奈川・埼玉・千葉の日程と7つの受験例保護者向けコラム

結論:公立は原則1校、私立は日程を重ねて組み立てる(2027年度の公式日程つき)

  • 2027年度の公立の学力検査は、神奈川県と千葉県が2月16日、東京都が2月21日、埼玉県が2月25日です。
  • 東京都の私立は、推薦の選抜が2027年1月22日以降、一般が2月10日以降で、都立の発表日(3月1日)が入学金の区分の基準日です。
  • 神奈川県の要領では、合格した人は二次募集に志願できません。東京都立の推薦合格者は第一次募集を受検できません。
  • 受験パターンは一つの考え方です。合格を保証するものではなく、最新の要項で確認してください。
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関東の高校入試2027 私立と公立の併願の組み立て方|東京・神奈川・埼玉・千葉の日程と7つの受験例
最終更新:2026年10月20日 ※制度や日程は年度で変わります。
必ず各教育委員会・学校・公的機関の最新の公式情報で確認してください。

📌 私立と公立の併願とは?まず基本の言葉を整理する

関東の高校入試で「私立と公立の併願」とは、私立高校と公立高校の両方に出願して受験することです。
公立高校は原則として1校しか受けられませんが、私立高校は複数校を受けられます。
そのため、多くのご家庭が「私立で進学先を確保しながら、公立に挑戦する」という組み立てを考えます。

この記事では、2027年度(令和9年度)の東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の入試について、教育委員会や都・県の公式資料で確認できた日程とルールをまとめます。
日付は、2026年10月20日の時点で公表されている資料のものです。
受験パターンの例は、組み立て方を考える材料です。合格を保証するものではありません。

まず知っておきたい言葉

言葉意味公式資料で確認できること
推薦入試中学校長の推薦などを条件に受ける、早い時期の入試東京の私立の推薦入試は、応募資格に「その私立高校を第一志望とし、出身中学校長が推薦し、各校の推薦基準に該当すること」と書かれています。
一般入試学力検査などで合否を決める入試東京の私立の一般入試は、学力検査、面接、調査書などで選考されます。
併願複数の学校に出願して受験すること公立高校は、東京都・神奈川県で原則1校への出願と定められています。
併願優遇私立高校が、一定の基準を満たした受験者に優遇をする制度東京の私立の募集区分の「*」印は、一般入試で各校の基準を満たした受験者への優遇措置(併願優遇)を示すと注記されています。
第一志望いちばん入りたい学校東京の私立の推薦入試の応募資格に出てくる言葉です。

「併願優遇」の中身(基準や条件)は、学校ごとにちがいます。
志望する私立高校の入試要項で、必ず確認してください。

🗓️ 2027年度 公立高校の日程(東京・神奈川・埼玉・千葉)

関東4都県の公立高校の学力検査は、2027年2月中旬から下旬にかけて行われます。
東京都は2月21日、神奈川県は2月16日、千葉県は2月16日と17日、埼玉県は2月25日です。
合格発表は、神奈川県が2月26日、東京都と千葉県が3月1日・3月2日、埼玉県が3月5日です。

都県出願・申請学力検査など合格発表
東京都(第一次募集・分割前期募集)2026年12月18日〜2027年2月4日(午後5時)に志願者情報を入力。書類提出は2027年1月29日〜2月4日2027年2月21日(日)2027年3月1日(月)
東京都(推薦に基づく選抜)2026年12月18日〜2027年1月18日(午後5時)に入力。書類提出は2027年1月8日〜18日2027年1月26日(火)・27日(水)2027年2月2日(火)
神奈川県(共通選抜)2027年1月25日〜29日に志願情報を申請。中学校長の承認は1月25日〜2月1日。志願変更は2月4日〜8日共通検査は2027年2月16日(火)。特色検査と面接は2月16日〜18日。追検査は2月22日(月)2027年2月26日(金)
埼玉県インターネット出願は2027年1月26日〜2月9日。書類の提出は2月12日、15日、16日。志願先変更は2月17日・18日学力検査は2027年2月25日(木)。面接は2月26日(金)。特色検査は一部の学校で3月1日(月)。追検査は3月2日(火)入学許可候補者の発表は2027年3月5日(金)
千葉県(一般入学者選抜)志願者情報の登録は2027年1月12日〜2月1日。出願書類の提出は2月2日〜4日。志願・希望の変更は2月9日・10日本検査は2027年2月16日(火)・17日(水)。追検査は2月25日(木)入学許可候補者の発表は2027年3月2日(火)

資料は次のとおりです。
東京都は、東京都教育委員会の「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程について」(2026年5月28日更新)と、実施要綱・同細目の案内(2026年9月17日更新)です。
神奈川県は、神奈川県の「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」(2026年5月1日公表)です。
埼玉県は、埼玉県教育委員会の「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の日程について」(2025年5月22日公表)です。
千葉県は、千葉県教育委員会の「令和9年度千葉県県立高等学校入学者選抜の日程について」(2025年12月18日)です。

日程から見える、都県ごとの特ちょう

  • 神奈川県は検査が2月16日と早く、合格発表も2月26日です。
  • 東京都は推薦に基づく選抜が1月下旬にあり、学力検査に基づく選抜(第一次募集)が2月21日です。
  • 千葉県は2月16日・17日が本検査で、第2次募集の検査が3月10日にあります。
  • 埼玉県は学力検査が2月25日で、4都県の中でいちばん遅く、発表は3月5日です。

私立高校の入試は、公立より前に始まります。
そのため、多くの場合は「私立の結果が先に出て、公立の本番がそのあと」という順番になります。

関東4都県の学力検査日

🏫 私立高校の日程(東京都の実施要項で確認できたこと)

東京都の私立高校の推薦入試は、2027年1月15日以降に願書受付が始まり、1月22日以降に選抜が行われます。
一般入試は、1月25日以降に願書受付が始まり、2月10日以降に選抜が行われます。
これは、東京都の「令和9年度都内私立高等学校入学者選抜実施要項」(東京都生活文化局の発表は2026年10月7日)に載っている内容です。

区分願書受付選抜期日各校の日程のめやす
推薦入試2027年1月15日(金)以降に開始2027年1月22日(金)以降願書締切はおおむね1月15日〜20日、選抜日はおおむね1月22日〜23日
一般入試2027年1月25日(月)以降に開始2027年2月10日(水)以降願書締切はおおむね1月26日〜2月8日、選抜日はおおむね2月10日〜13日

「各校の日程のめやす」は、学校別の日程表の概況です。
学校やコースによって例外があるため、志望校ごとに必ず個別で確認してください。

東京都の私立高校の募集状況(2026年10月7日の発表)

  • 生徒を募集する全日制課程は181校で、前年度より2校増えています。
  • 推薦入試を実施する学校は164校です。
  • 一般入試を実施する学校は181校です。

東京都の発表には、「各学校の実施内容については、今後変更になる可能性があるため、詳細については各学校へお問い合わせ願います」と注意が書かれています。
日程や条件は、志望校の最新の入試要項で確かめてください。

神奈川県・埼玉県・千葉県の私立高校はどう調べるか

埼玉県は、県内の私立高校の入試要項を県のホームページでまとめています。
2026年9月11日の発表では、県内の全日制私立高校(内部進学のみの学校を除く)は47校で、募集人員は17,129人です。
学校ごとの出願期間や試験日は、県のホームページに載っている各校の入試要項で確認できます。

神奈川県と千葉県の私立高校の日程は、志望する学校の入試要項で確認してください。
この記事では、確認できた範囲の公立高校の日程と、東京都の私立高校の日程をもとに、組み立て方を説明します。

📑 公立高校に出願するときのルール(都県の違い)

公立高校は、東京都と神奈川県では原則として1つの学校にしか出願できません。
ここでは、各都県の要項で確認できたルールを表にします。

都県出願できる学校数志願の変更その他の主なルール
東京都学力検査に基づく選抜は「1校1コース又は1科(1分野)に限り出願する」(令和9年度実施要綱 第2−4)出願の手続きは、書類提出期間(2027年1月29日〜2月4日)の中で行う推薦に基づく選抜の合格者は、第一次募集に出願していても受検が認められない(第2−3−1)
神奈川県募集期間が同じ募集では、原則として「一の募集の区分の一の高等学校の一の課程の一の学科、コース又は部に限る」(令和9年度実施要領 Ⅲ1(1))。併願はできない期間中1回に限る。2027年2月4日〜8日全日制では、他の都道府県の公立高校の全日制課程への志願(予定を含む)は認められない(Ⅲ1(2))
埼玉県インターネット出願(2027年1月26日〜2月9日)志願先変更は2027年2月17日・18日全受検生に面接(個人または集団)があり、自己評価資料を提出する
千葉県出願先は志願する高等学校の校長一回に限り変更できる。2027年2月9日・10日定員に満たない場合は第2次募集(検査は2027年3月10日)がある

東京都の実施要綱は、令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱(東京都教育委員会、2026年9月公表)です。
神奈川県は、令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領(2026年7月1日公表)です。
埼玉県は、令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の学力検査に関する発表(2026年5月21日)などです。
千葉県は、令和9年度千葉県県立高等学校第1学年入学者選抜要項です。

神奈川県の「合格したあとの手続き」と「志願取消」

神奈川県の令和9年度実施要領では、令和9年度の入学者選抜で国立・公立・私立の高等学校などに合格した人は、定通分割選抜と二次募集への志願が認められません。
志願の取消しは、合格発表の前に限って行えます。
共通選抜では、志願取消の情報をインターネット出願システムで登録し、中学校長の承認を受けます。
合格したあとの入学料や誓約書の提出は、学校長が指定する期日までに行います。

💴 併願のとき、私立の入学金はどうなる?(東京都の区分)

東京都の私立高校では、都立高校と併願する場合の入学金などの取り扱いが、A〜Fの6つの区分で示されています。
基準になる日は、都立高校の第一次募集・分割前期募集の合格発表日で、2027年3月1日です。

区分内容
A入学手続の締切が、都立の合格発表日以降(都立の受験者の申し出で手続を待つ学校を含む)
B都立の合格発表日より前に全額を納付し、都立の受験者の申し出で全額を返還
C都立の合格発表日より前に全額を納付し、都立の受験者の申し出で一部を返還
D都立の合格発表日より前に一部を納付し、都立の受験者の申し出で全額を返還
E都立の合格発表日より前に一部を納付し、都立の受験者の申し出で一部を返還
F都立の合格発表日より前に一部を納付し、返還しない

この区分は、令和9年度都内私立高等学校入学者選抜実施要項で、学校ごとの「併願者の特例取扱い」の欄に記号で示されています。
欄が空いている学校については、各学校への問い合わせが必要です。

ご家庭で見るポイント

  • 志望校の区分が、A〜Fのどれになっているかを見ます。
  • 手続きの締切日が、都立の発表日(2027年3月1日)より前か後かを確認します。
  • 先に納めるお金がある場合、返還の条件(申し出の期限、書類)を学校に確認します。
  • 区分の記載がない学校は、入試要項や学校の窓口で確認します。

お金の取り扱いは、学校ごとに決まりが違います。
「返してもらえるはず」と決めつけず、書面で確認することが安心につながります。

東京の私立と入学金の区分

🧮 ケース別の受験パターン例(組み立て方の参考)

ここでは、日程とルールの組み合わせから考えられる受験の組み立て方を、ケース別に表にします。
これは考え方の例であり、合格を保証するものではありません。
実際の組み立ては、お子さんの成績、志望、ご家庭の状況によって変わります。

ケース組み立ての例(一つの考え方です)日程のポイント確認すること
A 東京都:都立一般を第一志望にし、私立の一般入試を併願する私立は一般入試で受験し、都立の第一次募集に出願する。私立の一般入試は2027年2月10日以降。都立の学力検査は2027年2月21日、発表は3月1日。私立の併願優遇の条件、入学手続の締切日、入学金の区分(A〜F)
B 東京都:私立を第一志望にし、推薦入試を受ける私立の推薦入試を受ける。応募資格に第一志望と校長の推薦が入る。私立の推薦入試の選抜は2027年1月22日以降。推薦基準、必要書類(推薦書・調査書)、中学校の先生への相談の時期
C 東京都:都立推薦を受け、私立の一般入試も用意する都立推薦を受けつつ、私立の一般入試の準備もしておく。都立推薦の検査は2027年1月26日・27日、発表は2月2日。私立の一般入試は2月10日以降。都立の推薦の合格者は、第一次募集の受検が認められない。推薦で合格した場合の進路、不合格だった場合の次の日程
D 神奈川県:公立(共通選抜)を第一志望にし、私立を併願する公立は1校に出願し、私立は学校ごとに受験日を決める。公立の共通検査は2027年2月16日、発表は2月26日。私立の入試日程(各校の要項)、公立の志願取消の期限(合格発表前)
E 埼玉県:公立を第一志望にし、私立を併願する公立の出願は2027年1月26日〜2月9日。私立は学校の要項に従って受験する。公立の学力検査は2027年2月25日、面接は2月26日、発表は3月5日。私立の試験日と手続の締切、公立の志願先変更(2月17日・18日)
F 千葉県:公立を第一志望にし、私立を併願する公立は1校に出願し、志願変更も1回できる。公立の本検査は2027年2月16日・17日、発表は3月2日。第2次募集の検査は3月10日。私立の入試日程、公立の志願変更の受付(2月9日・10日)
G 公立の結果を待ってから進路を決めたい私立の手続の締切日が、公立の発表日より後の学校を選ぶ。東京都は、私立の締切が都立の発表日(2027年3月1日)以降の区分Aがある。志望校ごとの手続の締切日と返還の条件

どのケースでも共通して大切なのは、日程を一枚の表に並べて、重なりがないかを確認することです。
試験日が近い学校を何校も受けると、お子さんの体力や気持ちの負担が大きくなります。

📝 推薦と一般:どう選ぶか(一つの考え方)

推薦入試と一般入試のどちらを使うかは、ご家庭の状況で変わります。
ここでは、判断のものさしとして、確認できるルールと、考える順番を紹介します。

推薦入試の特ちょう(公式資料で確認できること)

  • 東京都の私立の推薦入試は、第一志望であることと、出身中学校長の推薦が必要です。
  • 推薦書と調査書の提出が必要です。
  • 選抜方法は、書類審査、作文、面接、実技、適性検査などから、各校が必要と認めるものを選びます。
  • 東京都立の推薦に基づく選抜では、調査書点は観点別学習状況の評価か評定を換算し、満点は45点です(令和9年度入学者選抜実施方法一覧)。

一般入試の特ちょう(公式資料で確認できること)

  • 東京都立の学力検査に基づく選抜では、学力検査の得点と調査書点の合計を1000点満点とし、全日制は原則7対3の比率です(令和9年度実施要綱 第2−10−1)。
  • 東京都立では、中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の結果が20点満点で加わり、総合得点は1020点満点になります。
  • 埼玉県では、全員が面接を受け、自己評価資料を提出します。
  • 神奈川県では、共通検査のあと、学校によって特色検査や面接が行われます。

考える順番の例

  1. 第一志望がどこかを、お子さんと話し合います。
  2. 推薦の基準に、現在の成績が合うかを、中学校の先生に確認します。
  3. 推薦を受ける場合の次の日程(不合格だったとき、合格したとき)を、紙に書きます。
  4. 一般入試で受ける私立の試験日と手続の締切日を並べます。
  5. 公立の本番の日と、そこまでの準備期間を確認します。

推薦入試は、合格すると進路が早く決まる点が特ちょうです。
ただし、推薦に応募するには、基準を満たすことと、その学校を第一志望とすることが条件になる場合があります。
また、東京都立の推薦に基づく選抜で合格した人は、第一次募集の受検が認められません。
この点は、ほかの進路との関係で大切なので、必ず実施要綱を確認してください。

⚠️ よくある勘違い

併願の組み立てで、よくある思いこみを整理します。
公式資料で確認できる範囲で、事実との違いを書きます。

よくある勘違い公式資料から言えること
公立高校も、私立と同じように何校でも受けられる東京都は学力検査に基づく選抜で「1校1コース又は1科(1分野)に限り出願」、神奈川県は原則として「一の募集の区分の一の高等学校…に限る」と定められています。
神奈川県に住んでいれば、東京の公立も受けられる神奈川県の要領は、全日制では他の都道府県の公立高校の全日制課程への志願(予定を含む)を認めないと定めています。
私立に合格しても、公立の二次募集は受けられる神奈川県の令和9年度要領では、国立・公立・私立の高等学校などに合格した人は、二次募集への志願が認められません。
併願優遇があれば、必ず入学金を待ってもらえる東京都の区分は、A〜Fと学校ごとに違います。区分Aは締切が都立の発表日以降、区分B〜Fは先に納付する場合があります。
私立の推薦に出すと、あとから変更できる東京都の私立の推薦入試は、第一志望であることが応募資格に入っています。出願前に、学校の要項で条件を確認してください。
日程は毎年同じ年度ごとに日が変わります。東京都立の一次募集の学力検査日は、2027年度が2月21日です。前年度の日付をそのまま使わないでください。
インターネットの合格体験談がそのまま自分に当てはまる入試のルールは都県で違います。公式の要項を見てから考えましょう。

勘違いに気づいたら、できるだけ早く中学校の先生に相談してください。
出願の手続きは、中学校を通して行う部分が多いからです。

🧭 併願プランを組み立てる手順(6つのステップ)

ここでは、日程とルールを使って、併願プランを組み立てる手順を示します。
順番に進めると、迷いが減ります。

  1. ステップ1:公立の第一志望を決める。どの都県の公立かで、日程とルールが決まります。
  2. ステップ2:公立の日程を表に書く。出願、学力検査、合格発表、志願変更の日を入れます。
  3. ステップ3:私立の候補を出す。通える範囲で、推薦と一般の両方の日程を調べます。
  4. ステップ4:私立の試験日と手続の締切を、公立の表に重ねる。日が重ならないかを確認します。
  5. ステップ5:お金の条件を確認する。入学金の納付時期と返還の条件を、学校に確認します。
  6. ステップ6:中学校の先生と最終確認をする。推薦基準、調査書、出願の手続きを確認します。

ステップ4では、特に次の点を見てください。

  • 東京都の例:私立の一般入試は2027年2月10日以降、都立の学力検査は2月21日です。
  • 神奈川県の例:公立の共通検査は2027年2月16日で、私立の一般入試の日がそれより前かを確認します。
  • 埼玉県の例:公立の学力検査は2027年2月25日で、私立の試験日との間に余裕があるかを見ます。
  • 千葉県の例:公立の本検査は2027年2月16日・17日です。私立の日程が重ならないかを確認します。

日程が重なる場合は、どちらを優先するかを、ご家庭で早めに決めておきます。

併願プランの組み立て方

✅ チェックリスト(出願前に確認すること)

次の表を、出願の前に一つずつ確認してください。
チェックを入れながら進めると、うっかりを防げます。

確認する項目確認する資料メモの例
公立の出願期間と書類提出日教育委員会の日程表東京は2027年1月29日〜2月4日、など
公立の学力検査日と発表日教育委員会の日程表2027年2月21日/3月1日、など
公立の志願変更の期間各都県の要領・要項神奈川は2月4日〜8日、など
私立の願書受付と試験日各校の入試要項推薦は1月22日以降、など
私立の併願優遇の条件各校の入試要項基準の内容、必要書類
私立の手続締切と納付金各校の入試要項区分A〜F、返還の条件
推薦基準と中学校の評価各校の推薦基準、中学校内申の基準
調査書の作成と提出中学校提出の期限
追検査・第二次募集の日教育委員会の日程表東京は2027年3月9日、千葉は3月10日、など

わからない点は、中学校の先生か、教育委員会や学校の問い合わせ窓口に確認します。

🗓️ 今週やること

最後に、今週中にできることを書きます。
どれも小さな行動ですが、早く始めるほど安心です。

  1. 日程表を1枚にまとめる。公立の日程を、この記事の表から写して書きます。
  2. 公立の教育委員会のページを開く。お住まいの都県の最新の要項に、日程が合っているか確認します。
  3. 私立の候補を3校書く。推薦と一般の両方の願書受付日と試験日を調べます。
  4. お子さんと「第一志望」を話し合う。推薦を使うかも一緒に考えます。
  5. 中学校の先生に面談を申し込む。推薦基準と調査書の見通しを聞きます。
  6. お金の確認をする。入学金の納付時期と返還の条件を、候補の学校に確認します。

日程や条件は、都県ごとに、また年度ごとに変わります。
この記事の内容は、2026年10月20日の時点で確認できた公式資料に基づいています。
最新の情報は、必ず教育委員会と志望校の公式資料でご確認ください。

❓ よくあるご質問

公立高校と私立高校は、両方受けられますか?

はい、受けられます。私立高校は複数校を受けられ、公立高校は東京都・神奈川県で原則1校に出願します。日程が重ならないかを確認してください。

2027年度の都立高校の学力検査はいつですか?

第一次募集・分割前期募集は2027年2月21日(日)、合格発表は2027年3月1日(月)です。推薦に基づく選抜の検査は2027年1月26日・27日、発表は2月2日です(東京都教育委員会)。

神奈川県の公立高校の共通検査はいつですか?

2027年2月16日(火)です。特色検査と面接は2月16日〜18日、合格発表は2月26日(金)です(神奈川県、2026年5月1日公表)。

埼玉県と千葉県の公立の検査日はいつですか?

埼玉県の学力検査は2027年2月25日(木)で、入学許可候補者の発表は3月5日(金)です。千葉県の本検査は2027年2月16日・17日で、発表は3月2日(火)です。

東京都の私立高校の推薦入試は、いつから始まりますか?

2027年1月15日以降に願書受付が始まり、1月22日以降に選抜が行われます。一般入試は、1月25日以降に願書受付、2月10日以降に選抜です(令和9年度都内私立高等学校入学者選抜実施要項)。

私立に合格したあと、公立の二次募集は受けられますか?

神奈川県の令和9年度実施要領では、国立・公立・私立の高等学校などに合格した人は、二次募集への志願が認められません。ほかの都県は、それぞれの要項で確認してください。

併願のとき、私立の入学金はいつ払いますか?

学校ごとに決まりが違います。東京都の私立では、都立の合格発表日(2027年3月1日)以降に手続の締切がある区分Aなど、A〜Fの区分が示されています。志望校の入試要項で確認してください。

併願の組み立て方に決まった正解はありますか?

ありません。成績、志望、体力、ご家庭の状況で変わります。この記事の受験パターンは一つの考え方で、合格を保証するものではありません。

📚 参考にした公的資料

  • 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程について」(2026年5月28日更新)
  • 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について」(2026年9月17日更新)、実施要綱および令和9年度入学者選抜実施方法一覧
  • 東京都生活文化局「令和9年度都内私立高等学校入学者選抜実施要項」(2026年10月7日発表)
  • 神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」(2026年5月1日公表)
  • 神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領」(2026年7月1日公表)
  • 埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の日程について」(2025年5月22日公表)、「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜学力検査問題等について」(2026年5月21日)
  • 埼玉県「令和9年度埼玉県私立中学校・高等学校・中等教育学校入試要項について」(2026年9月11日)
  • 千葉県教育委員会「令和9年度千葉県県立高等学校入学者選抜の日程について」(2025年12月18日)、「令和9年度千葉県県立高等学校第1学年入学者選抜要項」(2026年5月19日)
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