「学校に行けていない間、出席日数はどうなるんだろう…」——不登校のお子さまを持つ保護者さまなら、一度は感じたことがある不安ではないでしょうか。実は、一定の条件を満たせば、自宅での学習を学校の「出席」として記録してもらえる、文部科学省公認の制度があります。この記事では、その制度の内容と、知っておきたい注意点をやさしく解説します。
この記事でわかること
- 「出席扱い制度」とは何か(対象は小中学生のみ)
- 出席として認められるための7つの条件
- 手続きのだいたいの流れ
- エスペランサアカデミーにできること・できないこと
不登校は、決して珍しいことではありません
文部科学省の最新の調査(令和6年度)によると、小中学生の不登校児童生徒数は12年連続で増加し、過去最多の353,970人(小学生137,704人・中学生216,266人)にのぼりました。同じ悩みを抱えるご家庭は、決して少なくないのです。まずは、その事実に少し安心していただければと思います。
「出席扱い制度」とは?
正式名称は「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い」です。文部科学省が認めている制度で、一定の条件を満たせば、自宅での学習を学校の「出席」として記録し、その成果を評価に反映できる場合があります。
まず知っておいていただきたいのは、この制度が使えるのは小学生・中学生のみという点です。高校生は対象外となります。高校進学後の選択肢(通信制・定時制など)については、不登校でも内申点はどうなる?高校受験の選択肢をやさしく解説で詳しくご紹介しています。
出席として認められるための、7つの条件
文部科学省の通知では、次の7つの条件が示されています。難しい表現を、やさしい言葉に置き換えてご紹介します。
① 保護者と学校が、しっかり連携していること
学校の先生と保護者さまが、こまめに情報交換をしている関係であることが前提です。
② パソコンやインターネットなど「ICT」を使った学習であること
オンライン教材やオンライン家庭教師のように、ICT(コンピュータやインターネット、郵送、FAXなど)を活用した学習が対象です。
③ 訪問などの「対面での関わり」も行われていること
ICT学習だけでなく、先生やスクールカウンセラーなどによる訪問・面談など、対面での関わりが定期的・継続的に行われることが前提とされています。ここは主に学校側で調整される部分です。
④ 理解度に合わせた、計画的な学習プログラムであること
その場しのぎではなく、お子さまの理解度に合わせた見通しのある学習計画であることが求められます。
⑤ 学校が、学習状況をきちんと把握していること
担当者からの定期報告や、保護者・学校を含めた連絡会などを通じて、学校が状況を把握していることが必要です。
⑥ 他の公的機関等を利用しづらい場合の学習であること
基本的には、教育支援センターなど学校外の公的な支援を受けにくい場合に行う学習、という位置づけです。
⑦ 評価に反映する場合は、学校の教育課程に沿っていること
出席として記録するだけでなく成績評価にも反映する場合は、その学習内容が学校の教育課程に照らして適切と判断される必要があります。
⚠️ 大切な注意
最終的に「出席」として認めるかどうかは、在籍する学校の校長先生の判断です。運用は地域や学校によって差があるため、必ず在籍校やお住まいの教育委員会に、最新の取り扱いをご確認ください。
手続きの、だいたいの流れ
学校や自治体によって細かい手順は異なりますが、一般的には次のような流れになります。
- 担任の先生やスクールカウンセラーに相談する:まずは「自宅学習を出席扱いにできないか」を学校に相談することから始まります。
- 学習計画を学校と一緒に確認する:どんな教材で、どんなペースで学習するかを、学校と共有します。
- 家庭で学習の記録をつける:取り組んだ内容や時間を記録し、学校に提出できるようにしておきます。
- 学校が、出席として認めるかを判断する:提出した記録などをもとに、最終的に学校が判断します。
エスペランサアカデミーにできること・できないこと
出席として認定されるかどうかは学校の判断であり、当アカデミーがお約束できるものではありません。また、条件のひとつである「対面での関わり」は、主に学校の先生やスクールカウンセラーなどが担う部分です。
その上で、当アカデミーが学習面でお手伝いできることは、次のとおりです。
- お子さまの理解度に合わせた、計画的な学習プログラムのご提案
- 学習の記録(取り組んだ内容・時間など)の整理へのご協力
- 保護者さまへの学習状況のご報告
「学校に相談する前に、まず学習の土台を整えておきたい」という場合にも、お気軽にご相談ください。
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よくあるご質問
Q. 出席扱いになることは保証してもらえますか?
A. いいえ、保証はできません。出席として認めるかどうかは、在籍する学校の校長先生の判断によります。当アカデミーは、学習面での準備をサポートする立場です。
Q. 高校生も対象になりますか?
A. この制度の対象は小学生・中学生です。高校生の方は、通信制高校や定時制高校など、別の選択肢をご検討いただくのがおすすめです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Q. フリースクールに通っていても利用できますか?
A. フリースクールにも別途、出席の取り扱いに関する仕組みがある場合があります。学校・教育委員会にご確認のうえ、学習面はエスペランサアカデミーが並行してサポートすることも可能です。
まとめ
不登校のお子さまでも、一定の条件を満たせば、自宅での学習を出席として記録してもらえる制度があります。ただし、最終的な判断は学校によるため、まずは学校への相談が大切な一歩になります。学習面の土台づくりでお手伝いできることがあれば、当アカデミーにお気軽にご相談ください。
お子さまのペースに合わせた学習サポートについては、不登校のお子さま向けオンライン家庭教師ページをご覧ください。勉強の遅れが心配な方はこちらの記事も参考になります。

